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パレートの法則

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100の成果を生むには100の行動が必要。
80の成果を生むには20の行動が必要!
そして売上の約80パーセントは、
20パーセントの顧客から生じるという経験則である。
大きな成果をあげるには、やることを減らすに限る。
「決定的に重要な小数のこと」に絞ったときに、少ない労力で大きな成果をあげられる。

あなたのお店はメニューを増やしていませんか?
USPを多く作ろうとしてませんか?
常連さんに言われたから、流行りのメニューを入れたいから、
とメニューが気づいたら多くなってるという状態ではありませんか?

お一人様も宴会もどちらも囲い込みたいと思っていませんか?

1 80:20の法則

「行動を増やそう」ではなく「行動を減らそう」。
ナンセンスにも思えますが、
「20人の方が、80人よりも多くの仕事をする」という現実があるそうです。
たとえばその証拠として、次のような例が紹介されています。

①5人でポーカーをすると、
そのうちの一人、つまり20パーセントが、掛け金の80パーセントを取って勝つことが多い。
②大型小売店では、店員の20パーセントが売上の80パーセント以上を稼ぎ出している。
③企業では、顧客の20パーセントが利益の80パーセントを生み出している

④作家の20パーセントが、ベストセラーの80パーセントを生み出している。
⑤科学者の20パーセントが、
科学上の画期的な発見・発明の80パーセント以上を生み出した。
いつの時代も、発見や発明をするのは一握りの科学者だ。

たとえば「作家の20パーセントが、ベストセラーの80パーセントを生み出している」という一節を読むと、
我々日本人の多くは村上春樹氏のことを思い出すかもしれません。

2店舗の強み、自分の強み

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経営資源も、時間も、人も限られている中で、
広く浅く顧客を増やそうとしていませんか?

仕込み等準備する際に、
下位80%の業務からしていませんか?
自分の業務の80%を理解していますか?

来てくださるお客様の意見より、
友達などの意見の方を大事にしていませんか?

まず20%の顧客がどういう顧客かあなたは理解していますか?
そして、
スタッフでしたら自分に求められてる80%を理解していますか?

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3 80点を取ればよい?!

というわけではありません。
仕事でもなんでも物事には偏りがあるということを理解することが大事です。
大事な行動の20%は絶対にしなければいけないという事です!
この20%をおろそかにしてはいけないという事です!
この20%行動をあなたが店長であれば部下に伝えられていますか?
この20%が店舗の強みという事を理解していますか?

ボーリングの
センターピンは10%ですが、
ここを倒さないと100%は絶対にないですよね。
そのように全部が同じピンではないのです。
キーポイントを倒せるか倒せないかで成果が圧倒的に変わってきます。

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4 全てのお客様は平等?

飲食店ですから、差別化対応、平等化対応しなければいけません。

ですが例えば、
20代の肉好き女子をコンセプトに店舗を作ったとしましょう。
40代のサラリーマンが来店して、
こうしたほうがもっと良いよ!こんなメニュー入れてくれたらまた来るよ!
などありがたい指摘をいただいたとしますが、
あなたはどうしますか?
そのメニュー入れますか?
多分これを読んでくださってる方の答えはNOだと思います。
ですが、世の中にはよくある店舗です!
いろんな意見を聞きすぎてコンセプトが丸くなってきてしまっています。

行政など税金で仕事をしているところは、
全ての人に公平にしなければいけないわけですが、
我々経営者は、
会社を、店舗を好きになってくれる人を増やすことが大事です!

5 2:6:2の法則

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2:6:2の法則があるように、
2人好き:6人普通:2人嫌い
という図式があります。

だからこそ店舗は2人の大好きをどれだけ作れるか?
2人のシーンにどれだけ寄り添えるか?

という事が大事です。
自燃、可燃、不燃という言葉も2:6:2の法則です
自燃、、、自ら燃える人
可燃、、、火をもらえれば燃える人
不燃、、、火をもらっても燃えない人

だからこそ2にファンを増やすことによって、6の顧客もついてきます。

タピオカとかわかりやすいですよね。
最初は若い女性から火がついて、(2)
同年代の男性や30代、40代の流行りだから飲んでみようか?(6)
そんなの飲まない、という方も絶対出てきます、(笑)(2)

このように全員を燃やすことは、
組織が大きくなればなるほど難しくなってきます。
ですが最初の2(自燃)に火をつければ、
8が取れるようになるのです。

だからこその80:20の法則です!

6 アリさんの法則

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有名なアリさんの法則です。
2割の働きアリによって80%の成果を出します。

働きアリを様々なところから集めても、
2:6:2
となってしまいます。

あなたの職場で、あなたはどうですか?
2の働きアリになってますか?

そして、あなたの店舗はどうですか?
地域にとって何かで2割のシェアをとれていますか?

7 まとめ

パレートの法則を知ると、
顧客の2割を本気で考える癖がつきます。
そして自身の行動の2割の点数が格段に上がります。
結果ボトムアップが出来ます。

何でも平たくできるようになると思わず、
是非20の行動で80の成果を意識して行動してください。

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和ダイニング朔は売上の90%以上がコースで構成されています。
(コロナ禍では違いますが10名以上の宴会で売上の80%以上)

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エスタゴストーザは、
シュラスココースが売上の90%以上です。

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週末はハレの日、記念日利用が8割です。

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コロナ禍では違いましたが、毎年週末は子連れのお客様が8割です。

このようにお客様と店舗の強みをリンクすることにより、
2のファンが増えてきます。


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