冴えない医学生_英検1級合格勉強法

先日2月28日に英検1級の合格発表があり、合格でした。
ここで勉強方法をまとめます。



スタート地点

【R&Lが得意】
・過去問を解いてみた時点でReadingとListeningは勉強しなくても大丈夫
・英検1級を受ける半年前にTOEIC925点
・医学系英語論文が読める

【S&Wが苦手】
・日本語でもすらすらと話すのは苦手(あがり症)
・オンライン英会話などの英会話の経験はあまりなし

典型的な受験英語特化型で、SpeakingとWritingが苦手でした。
Speakingは一度アプリで海外の人と電話しようとしたところ初っ端でブッチ切りされました(それほど下手だった)。
Writingは半年間ほど毎日英語でミニ記事を書いていました。

勉強期間と成績

では上記のスタート地点からどのくらいの時間したのかが以下。

勉強期間

・12/24〜1/22(1次試験日)
・2/4〜2/19(2次試験日)

大学のこととの兼ね合いで1次試験日と2次試験日の勉強期間に空白がありますが、全体で2ヶ月程度の勉強です。

個人的にわざわざ(高い)お金を払って検定試験を受ける理由はモチベーションを買うためなので、もっと早くから申し込んで対策をした方がお得感があるのですが、最後まで迷っていました。

迷っていたのは、当時他に色々試験があったからなのですが、過去問を解いてみてSpeakingとWritingの勉強だけならなんとかなるかもしれないと判断しました。

他のことがしたい4年生で英検1級の勉強はしたくないとの思いもあり、締めきりギリギリに申し込んで勉強を開始しました。結果、中途半端になりました。

勉強時間

・1次試験対策 215時間35分
・2次試験対策 77時間25分

他の時間もとりながら英語の勉強時間を確保するために、睡眠時間を削りました。睡眠時間を削れば日中の集中力が下がって結局時間がかかるという、トレードオフな関係があり、勉強効率と睡眠が好きな私には負荷だった。

英検の成績

・Reading 712/850
・Listening 708/850
・Writing 714/850
・Speaking 610/850

Speakingが顕著に低いです。2次試験(Speaking)はギリギリ合格でした。自分でもまだまだだと自覚していて合格するか不安なレベル でした。

そもそもSpeakingの勉強がしたいと思ったのが英検1級を受けた理由ですが、あまり満足に勉強はできていませんでした。ただしある程度Speakingの勉強の方向性は見えた気はしたので、それは収穫だったと思います。

勉強方法

本題の勉強方法です。

1次試験の勉強

英単語と英作文、各1冊ずつ計2冊。
長文は過去問で1問ミスだったので対策なしです。
リスニングは気持ちYoutubeで好きな英語の動画みるなど(勉強り娯楽目的なので勉強時間に入れていません)。

使った参考書は
・でる順パス単 英検1級
・英検1級 最短合格!英作文問題完全制覇

どちらも英検1級に関するブログや動画でほとんどの方が使っていたものです。勉強期間が短いのもあり、あれこれ手を出さずに必要最低限に絞りました。

以下は私がした勉強方法です。

<英単語>
①1週目 ◯×でわからない単語のスクリーニング。時間をかけない

②2週目以降 
・わからない単語の復習をとにかくスピード感を持って回すのを必ず毎日1回(一単語3回くらい音読→日本語訳確認)。覚えたものは○をつける。
・上記が終わったら時間の限り記憶を定着させるために語源調べや単語をイメージしてお絵かき。

③直前期
・○×関係なく復習→改めて○×の仕分け
・信号待ちなどちょっとの時間に単語を確認できるように覚えていない単語を書き出した紙をポケットに入れて持ち歩く。

<英作文>
①参考書でパッと使えなさそうな表現をマーカーで一通り引く。
②マーカーを引いた部分を中心に復習

並行して
①各トピック3つ理由をあげる練習
②しっくりくる理由でなければ自分でネット検索しつつ理由をつくって例文を本に書き込んでおく。

英文のチェックは話題のchatGPTを使いました。AIは特に英文法には強いはず。

2次試験の勉強

基本的に1次試験の英作文の勉強法と一緒です。

使用参考書は
・英検1級面接大特訓
これ1冊のみ

参考書のトピックすべてに自分なりの言葉で例文となる作文を書きました。全て他人の受け売りは覚えにくいですし、実際生活で英語を使う場面では自分の言葉で話しますから、やはり自分の意見を英語で言えるようになりたいと思いました。

自作のスピーチ原稿は2次試験当日に印刷して、会場に持っていきました。(会場は電子媒体禁止なので)

その他


・なにか口癖みたいなのがあるといいのかもしれない。可能性だったらIt's possible that, 傾向だったら likely to, tend toとか。

・助動詞を形容詞にして言い換える訓練で表現の幅が広がる。例えばshould→be responsible for, have obligation toとか。

・社会問題を語る上でのキーワードを覚えるのが一番応用が効くか。日本の法律の名前、英語で言えるか?英語でニュースをみるのがよいというのは、時事英単語を収集するためなのだと気が付きました。

・日頃から英語で情報収集をしておくと英単語を自然に覚えられます。大学で調べ物するとき、気になることを調べるときなど、日本語ではなく英語で。

・使いたい英語の場面に沿った英語の勉強をしなくてはと思いました。一口にSpeakingとまとめがちですが、学会でプレゼンテーションするための英語と、友達とフランクに話すための英語はかなり違います。あれもこれも手を広げれば広げるほど、焦点がずれて浅い学習になってしまいがちな気がします。

英語のスピーチはスピーチの練習をする。海外の友達と話したいなら、YouTubeでVlogやインタビューなど会話しているものを見る。気が利いたセリフは海外ドラマをみる。など

自分がどんな英語を今、話したいのか考え、限られた時間をそこに集中してつぎ込まないとと思いました。






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