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何故SAKUは整形外科医になったのか?

整形外科バンドマンSAKUです!

ご存知の通り、僕は普段整形外科医として働きながら、音楽活動をしています。
昨日、学生から現在の整形外科医になるまでを書かせて頂きました↓

書いてみて「何故整形外科医になったか書いてみたいな」と思ったので、今回は整形外科医を志した理由を書いてみたいと思います。

概要

ざっとこんな感じです。

・父が外科医だったから外科系に興味が湧いた
・将来性のある科だと思った
・外科系だけどLife Work Balanceが良い
・整形外科医のテンションが好きだった
・元々バスケをやっていたため、運動器には興味があった
・病気を治すのも大事だが、これからは機能が大事になると思った

それぞれ見て行きましょう。

父が外科医だったから外科系に興味が湧いた

実は最初、音楽と関係が深そうなのは心理学だなと思って学生時代は精神科がいいなと思っていたんです。

でも心理学と精神医学はそもそも別物であることや、実際にポリクリや研修医で精神科を回った時に「自分がやってみたいことと少し違うな」って思いました。

同時にポリクリや研修医で外科を回った時に「手を動かして患者さんが治せるっていいな」「患者さんを治す時に手術という選択肢が使えるのは魅力的だな」とメキメキと興味が湧いてきたのです。

この辺はやはり外科医である父の影響がでかかったと思います。子供の頃見ていた外科医としての父は、オペを楽しんでいるように見えました。

こうして自分も「オペは楽しいに違いない」って思い込んでいた節があります。
#先輩先生に「外科医の血が騒ぐだろ?」とオペ中に言われたのはかなり効いた

将来性のある科だと思った

予防医学の時代が到来して、恐らく腫瘍(外科、脳外科)やオペの必要な心血管疾患(脳外科、心臓外科)などは、減っていくだろうなって思いました。

そう考えた時に整形外科は、患者数はむしろ増えていくし、分野の裾野も広く、年々情報がアップデートする見込みがあるので、楽しさが持続すると予感しました。

ちなみにアメリカでは、整形外科は1番人気なのですが(アメリカは超エリートしたか整形外科になれない)、背景にはこういう「これから成長していきそうな科」であるというのが人気を裏付けている気がします。

実際に国内でも、整形外科の需要は年々高まっているのではないでしょうか。

外科系だけどLife Work Balanceが良い

これもアメリカで人気の理由だったと記憶しています。

外科(消化器外科、乳腺外科、小児外科)、心臓外科、脳外科は、とにかく緊急の対応とかもあるのでめちゃくちゃ大変です。
#想像を絶する忙しさです
#ある意味症例が減って丁度良いのかも

その他の外科として眼科、皮膚科、耳鼻科、形成外科、整形外科がありますが、中でも大きめのオペがあるのは整形外科だったので、いいなと思ってしまいました。

まぁ整形外科も緊急多いし、救急からの呼び出しはめちゃくちゃ多いんですけどね。

整形外科医のテンションが好きだった

いい意味でチャラい人が多いので、それもポイントでした。

医者って科によって結構キャラクター違うんで、面白いですよ。

「一緒に働く人はどんな人かが大事。」と思っていたので、どんな先生がいるかというのは自分の中で大切でした。

バスケをやっていたため、運動器には興味があった

整形外科医にありがちな志望理由ですが、自分もこれはありました。

スポーツと整形外科というのは、密接に結びついています。

病気を治すのも大事だが、これからは運動機能が大事になると思った

この前、健康寿命について書きました。 

これを書いてみて、改めて思ったのですが

「人間例え病気がなくても、動けなければ幸せではない。」

と思ったんです。

患者さんの運動機能を支えるのが、整形外科。運動機能は、QOL(Quality Of Life)と密接に結びついていると思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

正直後付けの部分も、若干あるような気がしますが(科を決めたのは10年前なので、はっきり覚していないのもある)、整形外科は本当に魅力的です。

今オペをできていないのは残念ですが、医師の数ある科の中で、整形外科を選んだことに全く悔いはないですね。

本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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