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胃腸風邪;消毒液について徹底解説

さて、ここからが本番です。
胃腸風邪にはアルコールが効きにくいという話はしました。
ではどのような消毒液を使ったら良いのでしょうか?


オススメはこれ

有効とされているのは
次亜塩素酸ナトリウム です。

コロナで一時期有名になった
次亜塩素酸水とは別物です。

どこでも絶対に買える商品はこれかな、と。


メーカーによって濃度が違うの知ってた?

ハイター、つまり塩素系漂白剤ですが
花王だけでなくたくさんの漂白剤が売られてます。
一番安いものを買いたくなりますが
実は商品によって濃度が微妙に違うのです。

https://www.teinai.work/entry/2020/03/11/224249

花王のハイターは非公開となっていますが6%です

5〜6%のものが多いですね。

ちなみにミルトンも次亜塩素酸ナトリウムですが
濃度は1%とされています。

正しく消毒をするためには
濃度が重要です。
濃度が足りないと、ウイルスが残ってしまうことがあります

ドラッグストアでもオリジナル商品が売られてたりしてますが
パッケージに濃度は記載がないので、少し不安が残ります。

よく分からない濃度の漂白剤より
確実に5%以上の濃度である
花王のハイターかライオンのキッチンパワーブリーチがいいと思います。


1番有名な薄め方はこれ!

インスタでよく見かける薄め方ですね

嘔吐物に直接かける濃度は0.1%以上
床やドアのぶの消毒には0.02%以上

東京都目黒区のHPより抜粋しました

https://www.city.meguro.tokyo.jp/kurashi/hoken_eisei/shinryo/yobo/jiaensosannatoriumuekinotukurika.html

この希釈方法は、5%の次亜塩素酸ナトリウムを用いた方法です。

花王のHPにはこれとは違う希釈方法が紹介されていますが
濃度が必要以上あれば問題ないため
同じように薄めていただいて大丈夫です。

私は子どもが胃腸炎になった時
花王の薄め方の表や、このペットボトルの薄め方
他の薄め方も多数見かけました。
そこで意味が分からなくなってしまって
結局違う濃度で一生懸命消毒してました。

なので
花王のハイター、もしくはライオンのキッチンパワーブリーチを用意し
2Lのペットボトルにキャップ2杯
500m Lのペットボトルにキャップ2杯
とメモをして一緒に保管しておくと良いと思います。


ハイターの濃度は1ヶ月単位で下がる

https://www.kao.com/jp/qa/detail/18916/

次亜塩素酸ナトリウムの濃度が
こんな短期間で下がるって知ってましたか?
胃腸風邪はほとんどが冬に流行るため
毎年11月くらいに新しく購入した方が間違い無いです。

濃度が下がると、
消毒液の作り方もその都度計算し直さなければいけません。
生産時に一番濃度の高い花王のハイターが
やはり一番安心かと思います。

ライオンの木ッチンパワーブリーチでもいいですが
一番小さいのが1.5kgのもので

毎年買い直すとなると
少量規格(600ml)でも売られている
花王のハイターが使い勝手が良いと思います。

購入時期が不明な場合や、直射日光にあたる場所や高温で保管して濃度の低下が不安な場合は、購入から3年以内の濃度で調整してください。なお、ご購入から3年以上経過した古い製品では、次亜塩素酸ナトリウムの濃度が著しく低下している場合がありますので、ご使用はおすすめできません。

花王HPより

ワイドハイターは別物

同じハイターと名前がついてますが
ワイドハイターは別の成分が入ってます

覚えられない人は
パッケージの成分欄をチェックしましょう

ちなみに
ワイドハイターは過酸化水素
ワイドハイターEXは過酸化水素ナトリウム
が成分です。
どちらも酸素系漂白剤です。
オキシクリーンの仲間ですね。


まとめ

  • 花王のハイターを毎年11月頃に購入しましょう

  • 3月までに胃腸風邪にならなかった場合は、廃棄するか、花王のHPを参照して濃度を計算し直し、本来の用途で使いましょう

  • 嘔吐物の消毒は500mlに対して、ペットボトルキャップ2杯分

  • ドアノブなどの消毒は2Lに対して、ペットボトルキャップ2杯分

  • 薄め方をペットボトルにメモを残して、ハイターと一緒に保管しましょう

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