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舞台 『ささやくように恋を唄う』を観て、 私は生のお芝居が大好きだなぁって思えた話

人生初めて観に行った百合の舞台、思いが溢れすぎて、ボリューム満載になってしまったので、目次を作りました。

興味あるけど、全部読むのは大変やって 方はぜひ目次で、ここ興味あるってところを、ポチっと押して、気軽に読んでもらえたら嬉しい!です!



観に行ったきっかけ、推し脚本家と制作について

発表された時から、何が何でもこの舞台を観にいく!と決めていた。まずは少しだけその話を。

一生大切に憧れている、すきな人がいる。推し脚本家のはなし。
世界で一番敬愛している脚本家である、綾奈ゆにこさん

綾奈さんが舞台の脚本をやるという発表で、『ささやくように恋を唄う』 という作品を初めて知ったけれど、 そのポストをみた瞬間に絶対行くぞ!と思った。
ちなみに原作 (漫画)の絵にも一目惚れでした。ふわわってやさしい色使いとタッチ、かわいい、綺麗。

初めてみたのは この表紙の絵。



でっかい劇場に行くのは本当に久々だったと思う。 それも一人で行くのは初めてかもしれなくて。この日をずっと楽しみにしていたから、すごくドキドキして。
おとなしく、療養中の身である7月 だったけど、体調は山あり谷ありという感じでなかなか読めなかったりして。 だから当日 元気にまず無事に現地へたどりつけたことが嬉しかった。

駅から直結の初めて訪れた劇場。

事前に制作であるトライフルさんに、自分が身体的に座れる席が限られることをメールで相談したら、左足をのばせる席を用意してくれて。それがね、言葉に尽くしきれないほど、もう本当にありがたく幸せで。

この数年おっきい劇場に行きづらくなった理由の一つは、座席指定だしバリアフリーを考慮 するのは難しい、て環境も多いからで。
劇場の構造とかで そういった用意をするのが厳しい場所もあるとは思う、のはわかっている。 が、みたいけど仕方ない、て諦めるのは切ないからな。

スタッフに名前を告げるとあ!桜さまですね、とすぐチケットを差し出してくれた。「左側が通路の席で大丈夫でしたよね?」と丁寧に笑顔で確認してくださったの、どれだけ嬉しかったか。
安心してのびのび2時間20分を楽しめる、てこのとき確信できたような気がする。
もうトライフル、エンタメの神様ですよ(?)! 平等に楽しめる場所を、お客さんに寄り添ってちゃんと提供してくださる。
一生ついていきます…!て気持ちになる。

余談だけれど、 私の大好きな作品の1つである「ギヴン」の舞台に携わっていたのも、 この制作さんと綾奈さんで。
この時も体調にちょっと不安があって迷っていたんだけど、 こちらもバンドもので、大好きな音楽が生演奏で聴けるし、 そして最後の一押しは何より脚本家が綾奈さん!  それは 安心しかないしもう絶対行く!って思ってチケット買ったのを今も覚えている。

…推しスタッフのことだけでも永遠に語れるのでここらで次の話にうつります。

開演までの時間も尊い

さて、劇場に入って開演までまだ時間あるので、のんびり舞台をみつめて息を吸う。この瞬間が、たまらなく愛おしい。舞台、広い!幕はすでにあがっている状態。

8月2日、つまりは本日いっぱいだと思うんだけど、冒頭54分は無料で期間限定で見られるので、 この最初を見ると舞台、背景がどんな感じか全体的にわかりやすいと思う。

【冒頭54分】8月2日まで

この動画でも、最初に使われている曲が、開場中に流れていて。 めちゃくちゃ素敵な観劇体験だったから、この音を聞くだけで、幸せな気持ちで満たされる。

舞台装置、両側に階段があって、ステージのセンターにはバンドセット。ドラムがぴかぴか光ってるの、かっこよくて ライブハウスに来たときの感覚を彷仏とさせる。 それから私の大好きな 楽器の1つであるキーボード、 見るだけで嬉しいんだよな。
楽器たちも、開演を 心持ちに、キラキラと光を浴びて いるように見えて。 もうそこから愛しい。 百合が好きな方はもちろんですが、バンドものとか音楽が好きな方も ものすごく楽しめる舞台だなって思います。
ああ、 これから舞台で生演奏、生歌見られるんだなぁってワクワク胸がいっぱいになる。 劇場の匂い、これから始まる物語にただ思いを馳せて、 そこに座っている瞬間がたまらなく好きだ。

開演!!没入感のある舞台に魅せられて

冒頭54分の動画の 一番最初を見ていただけるとわかると思うのだが、 最初に流れているBGMがふわっと自然にフェードアウトしたかと思うと、パッと主人公ひまりのモノローグが挟まり、何かを思考する間もなくひまりが「 一目惚れ」した先輩の バンドのライブが始まる。
お客さんも皆、 ひまりと同じように、そのライブを直にみているかのような 感覚に陥る。この没入感がたまらん…!

私はインディーズバンドに推しがいて ライブハウスに結構行ったことがあるのだけど、 ライブの開場時間にそわそわ席に座ってて、 流れていた音楽がうっすら小さくなり止まったと思ったら、 バンド演奏が始まるあの感覚。
それとめちゃくちゃ近いと勝手に思っていて、 私自身が音楽に「 一目惚れ」した あの日と ひまりの人生が重なったかのような気持ちになる構成だなって思う。

冒頭のライブ映像

ほんと何度でもこの先も一生いいそうになるけど、 綾奈さんの脚本の構成が天才すぎて… 見事に 舞台をみにきた客である我らも、かっこよくまっすぐな歌声を生で届ける依先輩に 一目惚れできてしまうのである。

ひまり、わかるぞ! 一目惚れしてしまうよなこんなかっこよかったらさ、という気持ちで 四六時中この作品を見ることになるのである。

とりあえずここまで読んで、どんな雰囲気の舞台なのか、ちょっと見てみたいなと思った方へ、下記のリンクからダイジェスト動画 (5分ほどのもの)はおそらく無期限でみられると思う、多分。 のでちらりぜひ。


無料招待キャンペーンにありがたく当選したので、私は初日にみに行っていて。 8月2日がいよいよ千秋楽。1週間ってとても早い。 ずっと余韻が続いている、 大好き溢れて、今も心に 先輩の音が、 歌った言葉が流れ続けていて。
この舞台を愛している。

本当は真面目にもう一回見に行きたいんだけど、ちょっと体力的に難しかったくやしい〜。 もっと無茶ができる体だったら、飛んで行きたかったんだよなぁ(療養中なのよ君、忘れないで。。)

この舞台の前になんとなく落ち込んでいたんだけど、そんなこと忘れるほどに終演後は元気になってた。 こんな作品に携わりたい。 いつか必ず。 この舞台の脚本、 役者 、制作については語ったので言うまでもなくですが、演出、照明、音楽、 もちろんまだ序盤だけしか読めてないとはいえ 原作も含めて、すべてがほんとに大好きです。

開場中とか客席の空気感すきだったなぁってお話

初日は特に、原作大好きな方も馳せ参じたのではないかと勝手に思っていて。 実際おそらく作品を好きな人同士でつながっている友達らしき間柄で、ロビーで楽しげに話している方とかいたりして。
あと間に合った、よかった〜って 手を振って、複数人のグループ の元へと歩いていったおそらく会社帰りのスーツ姿のお兄さんとか。
私と同じように1人で来ており、 原作絵のグッズを大事そうに身につけながら 写真を撮っている方とか。
いろんな方がこの作品を楽しみに、この場所に集ったんだって。なんだか開演前にそれを噛み締めている時間も楽しかったんだよな。

始まった後も、 劇中でライブが終わった瞬間に拍手している一体感とかもう愛が溢れていて、 私もその場所にいる一人であれて、 たまらずあたたかな気持ちになった。
結構コミカルなシーンもあるので、 そのたびにふふって笑う 声も聞こえてきて、 私も一緒にニンマリしてた。 やっぱり、こういうぬくもりは、生の舞台 ならではで、 私はそういう空間をたまらなく愛している。

欲張りなことを言うと、 気が早いけど再演とか続編もやってくれたら嬉しいなぁ、なんて。 また会いたい、 舞台上のまぶしいほどのきらめきを放つ彼女たちに。

終わりに

最後のほうは結構泣いていて。 悲しいとか 切ないとかそういうんじゃなくて 尊さとかときめきでも、胸がいっぱいになって 泣くというのは 初めてな気がした。
2時間20分の芝居ってこんなにあっという間なんだ、すごいって衝撃も受けた。 もちろん役者さんの技量とか 脚本の素晴らしさとか、奇跡の積み重ねで魅せられる舞台だったからで。
言語化しきれないけど、ぎっしりと内容が詰まっていて、だけどストレスなく、それを初見でも楽しめて(多分漫画やアニメをもともと知っていてくる ファンも多いだろうから)

役者さんの素晴らしさ、 特にこの登場人物推し!って子について一人ひとり、 一場面一場面の好きなところとか語りたいぐらい好みど真ん中の舞台だったから、もう全部 それらについて書きたいんだけど 笑
それより何より楽日、公演が全部終わる前に 感想をここに書いて、 誰かに届いたらいいなぁって、今日暇だから見に行くか、みたいなきっかけになったら嬉しいなと勝手ながら思ったので。 とりあえず まずはここまで勢いで書いた文章をのせちゃいます。

円盤販売前にまた推敲したいので、 もう少し細かいことも追記するかもしれない。 とりあえず今は眠いので、 ここスキ!ってはなしについてはまた後日。

おまけに

実は、好きなものについて、書くことよりおしゃべりすることの方が負担なくというか、余すことなく、熱量のままできるな、という最近の気づきで、 スペースの配信でもささ恋について めちゃくちゃ語っています。

noteに書いたことと重複する部分もあるけれど、 冒頭54分の映像を見ながら実況感想をつぶやいたり、 この役者の仕草が好きとか、細かいことについて話しているので、 もし興味ある方がいましたら聞いてやってください。

あとがきみたいなものとわたしのはなし

…なんだかんだやっぱり長くなってしまった。 好きな事は本当に無限に語れちゃうし。ずっと浸っていたくなる。何ならまだまだ舞台だってみたかった。そう思わせてくれる作品に出会えたことに感謝。

お客さんとして 素晴らしい作品に出会えた時に生きててよかったなぁって思うけど、やっぱり私は眩いステージの光のもとにいることがこの世界で一番好きだから。 高校の時最初に立って浴びたあの光を今思い出している。

しばらく苦しいって避けることの方が多くて忘れてた あの感情、 記憶。 それでも初めて芝居を愛した、 焦がれた、うん、 まさに一目惚れのあの瞬間は、今も私の魂にちゃんとあるんだなってそう感じられたことが泣きそうになるほど嬉しい。

改めて私は 舞台が大好きだってことに気づかせてくれて、 私のやわらかい感情を引っ張り上げてくれて、本当にありがと。ささ恋の 役者さんたち憧れです。 千秋楽、 魂だけ飛ばす。


いや、もうここまで 読んでくださった方、私のファンだと思ってもいいですか?← 
長々とお付き合いくださり 本当にありがとうございました。

推敲する頭が回らず、壱発書きなので、読みづらい部分もあったかもしれないけれど、 もし楽しんでいただけたなら嬉しいです。
書きながらささ恋の 舞台の熱気を思い出したりして、 同時に私の人生のこと が重なったり、ふいに記憶が降り注いできたりして。

おしゃべりの方が楽みたいに言ったけど、やっぱり私は書くことも好きみたいです。 いつも読んでくださる、 聞いてくださるあなたがいることで、 そうやってのびのび感情を動かせているんだと思います。 感謝。
言葉でお礼がへたくそだけど、 私の「すき」 について、 感想など話を聞いてくださる方々、天使だと思っています。

また、いつでも何度でもお会いできたら嬉しいです。
未来の私も、もしまた迷ったり苦しくて忘れそうになったら思い出して欲しい。 うちのめされる時があっても、愛する舞台に 何度も救われてきたこと、どうか否定せずにいて欲しい。

ささ恋をこれからもお守りに、私は私の夢を叶えるために、すこやかに過ごして、誠実に真摯に 舞台に向き合っていく。
めちゃくちゃ力もらったから。 作品を通して、私の人生に触れてもらったこと、一生忘れません。

愛をこめて。

現在療養中、無職なう!サポートいただけると大変励みになり、心が喜び駆け回ります。いただいたお金は日々の表現活動費(舞台を企画する際の制作費用など)や生きるための力(交通費や夢のため貯金など)にしますので、何卒…!!