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今月末の出演情報とわたしの好みのはなし

気づいたら2月末、早すぎて震えています。
本番までもう一週間らしい、とかいてからさらに数日たったひぃ

ここまでただ単純に稽古楽しい〜であっという間にきてしまったので、実感がわいてなくて自分が怖い。

インスタに、今回でる団体についてオタク語りしてます笑↓

このモノローグ(一人芝居)公演にでるよ!てことを先月自分のユニットのこえさくで、公演後のアフタートークでも話していて。

その時も、このカタリ工房のモノローグ公演めっちゃすきだから、本当に嬉しい、みたいな話を確かしたんだよな。

その時に、私ハッピーエンドって嫌いなんですよ、てバサアッて話して、お客さんに笑われていた、ような気がする…。

正確に言うと、現実ではありえないような展開で幸せに綺麗に終わると、気持ちがついていかない、という感じで。
もっと言葉を選ばずに言うと、時には傷つくから苦手だったりする。
現実の人間どうしのこととか、生きるのって本当に複雑で、どう足掻いてもうまくいかないこととか、自分の力ではどうにもならないことが沢山あって。
それを頑張れば解決できる!というエンドをみると、ひねくれ者の私はひっそり自分の人生と比べて落ち込んだりするのだ。

だからカタリ工房のひねくれた(劇団員もひねくれてるという言葉に同意していたから言ってええじゃろ)作品たちが大好きです、という話に戻るのですが。(雑)

カタリ工房のモノローグ公演の使用戯曲↑

ずっとでたいなぁて思っていたので、今回ゲストで出演することになり、めちゃくちゃ嬉しい。この世界観にどっぷり浸かれる日々、すきな台詞を吐ける瞬間、最高だなってわくわくして。

私は台詞を覚えるのに苦手意識がすさまじいけど、(一言一句間違えず脚本にリスペクト以下略って、演劇の最初の指導者に教えられたから、台本ってプレッシャーとの戦い、みたいな呪いが今でもかかっている)
カタリは演出が言いづらい台詞は変えよう、てさらっと調整してくれたり、台本まんまじゃなくていい(多少台詞違っても良い的なニュアンス)というスタンスで、正直に言うと今までで一番ストレス少なめの状態でやらせてもらっている。
役に無理に合わせるんじゃなくて、私がやるにはどうアプローチするのがいいのか、やっと教えてもらって考えられるようになってきた、という感覚。

まぁいまだに怖いし、通しで台詞とんだ気がしてバグったりしていますが、(なんかみてるぶんには気にならなかったらしくてよかった)わたしは本番に強い子なので、会いに来てくださった皆様に、わたしのすきな作品を精一杯伝えられるよう、残りの日々を駆け抜けます。もう本当にわずかなんだな、さみしい。

自分のやる作品はもちろん、それぞれの出演者の方がやる作品もみていて楽しくてすきです。抽象的なことばとか、その人の抱えているものとか、ふと日常でもなんだか、考えさせられる。

ネタバレにならんように語るの難しいんですが、やさしさとか、素直さとか、一つ一つの言語に対して、どういう意味なんだろう、て思ったりする。

ほんとのやさしさってなんだろな、といったらなんか、なんだ哲学か?てなってしまうが。
私自身は、私のためにしかやさしくなれないにんげんだと思っている。だから相手にやさしくしたつもりでも、それはちゃんとやさしさとして受け取れるものになりえているのか、なんて。

エゴとか、寂しさとか、簡単には言い尽くせない人の感情や行動について思いを巡らせたり触れていたいから、単純明快じゃない物語の終わり方、すきで。

私は結構表現、言葉選びとかですぐ気にしたり傷ついてしまうことがあるのだが、カタリ工房の公演は安心して観に行けるし、観たいって思えるからすきなんだよな。(超ホラーで逃げ出したくなる作品もあったけど、怖すぎて触発された)
それぞれの人生がそこにあって、結局それはあくまでもその人たちの価値観、だから、何かを強くこちら側に押しつけるものではない。
ただ、わかる気がするな、て思えたり、面白い捉え方だなって目から鱗だったり、さまざまな事象を、私自身が否定されることはなく触れられるから、いいなってひりひり、ぎゅうぎゅう惹かれるのだと思う。
時折ああ、自分はへんてこなんだろなと思ったり、ろくでなしだなぁて肯定してあげられないことが、
作品で孤独だったり葛藤したり、そういう人物たちに出会えて、愛しくなって、救われる。

カタリ工房のモノローグ公演をおそらく初めて観た時の私の感想、冷静にみたらただの激重オタクだった。
この時の自分に胸を張って届けられるように頑張らにゃ、て、なんだか過去の自分に背筋ぴんとさせられる思い。うう、しにそ、いやうそ、いきぬく!

モノローグたち、観終わった後もモヤモヤが残ったり、ずっと考えたくなるものもある。結構人によって受け取り方も変わるかもしれんものもある気がする。
今回やる作品たちはもちろん、他にもあれもこれもやりたい〜がたくさんある。一人芝居って面白いな、て今一番もっともっとやりたくなってる。

幕が降りた後も、彼ら彼女らの人生は日常は続いていくわけで、そういうものに永久に思いを馳せていたい、脚本芝居が好きだな、と改めて何度でも、カタリ工房再認識させてくれるからすきー!てはなしです。ここまで付き合ってくださりありがとうございます。

そうだ、舞台をみている側の時はいつも眩しくて大好きで悔しいんだった。ステージにたてるのは、無論当たり前なんかじゃない。

声をかけてもらえること、お客さんがそこにいてくれること、そもそもやれる場所があること、共演者、演出、スタッフがいること、もう全部奇跡だから、本当に。

ぶわわーってめちゃくちゃ書いたけど、私がすきーって言ってる世界観とか物語に共感しやすい方、ぜひ観にきていただけると嬉しいです。
私扱いのフォームから予約していただけますと超絶喜びます。下記ポストに載せていますので何卒!

では、劇場でお会いできたら幸いです。
もちろん、ご無理のない範囲で。noteでまた会えるのも嬉しいので。

あと当日券もあると思うので、あ、今日いけるわ!てなったら、わたしにDMとかで気軽に連絡くださいませ。

あ、そういえば。冬だけど、夏のお話が主な公演です!きっとあなたも暑い気持ちになれるでしょう(?)

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