【詩】 日常
心に吹いたすきま風
さびしい夜が巡っては 無機質な朝に包まれる
いつから私は変わったの こんなにやさしくない瞳
それとも世界が冷たいの 問いかける人もいないよね
ずきずきずきと心の臓 痛むなんてきっと嘘
どくどくどくと流れる血 生きてることだけまぁ確か
命を紡ぐためだけに息をしてるの それは嫌
でも理由なんてあったのか 昔のことを忘れたね
悲しいと言えぬくらい 廃れたことばと部屋の湿度
ゆるやかにのうのうと生きたはずの日々はどこ
手さぐり足掻いてまだどこか 変わらないもの探してる
浅い呼吸の布団の中 ゆっくり目を開け吐息一つ
はじまる今日と終わる今日 数えてまた鳴る心臓だ
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