ポケットに冒険をつめこんで

普段ドラマはまったくと言っていいほど見ない私だが、今期だけはどうしても見逃せないドラマがある。『ポケットに冒険をつめこんで』だ。

Twitterでたまたま発見したときは、放送はまだかまだかと心が躍った。なんといっても、「ポケモン」が題材になったドラマなのだ。

主演は西野七瀬。ライバル役に内田理央。最高じゃないか!

企画・プロデュースの畑中翔太氏は、ドラマ『お耳に合いましたら。』を作った人でもある。『お耳に合いましたら。』はPodcastを題材としたドラマで、私自身もPodcastが大好きだし周りにいる人たちも楽しんでいたドラマだったので、きっと『ポケつめ』の空気感も好きになれるに違いない。


早速、TVerで再生。

物語自体は27歳の主人公が、夢見ていた広告業界への転職を果たし上京するところからスタート。
マサラタウンさながらのネーミングセンス、真白町(ましろちょう)から旅立つ。(※ポケモンの最初の町、マサラタウンはまっさらが由来するスタートにふさわしい地名)

年齢的にも主人公が若すぎずアラサー、感情移入しやすい。


ポケモンを久しぶりにプレイしてそこから日常へのヒントを得ながら、仕事に邁進していく様子が描かれるドラマ。

ドラマ内にちりばめられる効果音もポケモンをプレイしたことのある人なら誰もがニヤニヤしてしまう。
作品内のいたるところにポケモンへのリスペクトが感じられる。


「ポケモンだけでなく人間にもタイプ相性があるよね」
たしかに……。


お仕事邁進ドラマとしても、主人公の成長物語としても、ポケモン教訓(?)という新たなジャンルとしても、
そしてもちろんポケモンファンが得られるノスタルジーやエモとしても、
明るく前向きな気持ちになれる素敵な作品に仕上がっていた。


毎週の楽しみができた。


明日から私もポケットに冒険をつめこんで、軽やかに、マサラタウンをあとにした直後のようにワクワクしながら日々を過ごせるような気がした。

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