とりとめ日記(91)ケッコンシナイノ?

一月某日。兄と顔を合わすたびに「ケッコンシナイノ?」と聞かれる。付き合っている人はおろか好きな人もいないので「マァ、ソノウチネ」と答える。
兄は二児に恵まれ、専業主婦の妻がいて、五年前には一軒家を買った。幸せだという。私も幸せで良かったねと思う。
独り身でも結構楽しい。折に触れて伝えているけれど、兄は心配というオブラートに包んで価値観わ押し付けてくるように思う。そしてそんなことを思う自分の根性がひんまがってるように感じて、凹む。
職場や近所から結婚についてあれこれ聞かれない世の中になったことは良いと思う。平成の雰囲気は確実に変化している。
女性は結婚がゴールという価値観が、早く砂塵に帰りますように。


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