とりとめ日記(5)禁断の実・タカラヅカ

十月某日。秋晴れの空を見上げ、柚香光さまを想う。花組の「はいからさんが通る」を観てから、寝ても覚めても光さまを想いながら日々を営んでいる。
10代の頃から「宝塚は私の好みの世界だろう。しかし軽々しく足を踏み入れたら最後戻れなくなるだろうから、浴びないように生きていかねば」と考え、なるべく距離を置いていた。そうやって我慢してきた反動もあるのだろう。
職場のマダムに苦しい胸のうちを明かしたところ「禁断の実を食べてしまったのね」と返ってきた。おお、なんと適格な表現であることか……!

後悔はしていないが、心配事がひとつ増えた。私のノミのごとき結婚願望が、塵芥と消えてしまった。さて、どうするアラサー。


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