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ハイキング記録:棒の嶺

書いておかないと忘れちゃうのでこれは備忘録。
週末に行った棒ノ嶺。
飯能からバスでさわらびの湯という温泉まで40分ほど。
そこから名栗湖まで2kmくらい歩いたところから、ハイキング開始。
前半は、苔むす新緑の川沿いを行く。
前日雨が降ったこともあり水量が多く、せせらぎの水音を聞きながら歩く♫

いや、もう、最高♥️
なのだけれど、川幅がそれなりあり、岩伝い簡単に渡れる所ばかりではないので、足が水に入っちゃったり、滑りやすい岩場があったりという状況。

水で足場が濡れて滑りやすく、ほぼロッククライミング状態。
列も続いているから、一人落ちたらみな落ちかねない。
滝壺ではないから危険度は低いとは言え、これ上までのぼるのは
それなりの体力と腕力がいる。

岩場はこんなかんじで滑りやすい。
結構な人がいて、驚くのはここを降りてくる人もそれなりにいる。
ちなみに、ここは、鎖を伝って岩場の上に上がったところ。
振り返って、どれくらい岩が急だったかを写真におさめた。
ここを降りるって、私にはかなり勇気がいるけれど、やっている人は
それなりにいた。

途中緑の岩場がなくなったところから山頂までは、
木の根っこの階段を延々と登り続ける。

ちょうど仕事でメロンの翻訳をやっていて。
これ、メロンなら、おいしい証拠!っていわれる複雑なネット模様だけれど、登るのは大変。
根っこと地面までの段差が膝から下くらいあるので、足をかなりあげて根っこの上に載せ、よいしょっと腰を引き上げる。
これが、山頂まで延々と続く。
途中で、すれちがった人に、『最後がきついけど、頑張って」と何度か言われた。いや、登っている今段階でも十分きついんですが……もっとですか……。
でも、ほんとに最後はきつかった。体力の限界を試された感じ。

山頂は大賑わい。
登山者の半分くらいは中国語を話す人だったような。
みんな、三々五々お弁当を食べて英気を養って、後半戦に備える。
帰りは、来た道を戻るか、木の根の多い別ルートをいくか。
友人と相談し、いや、やっぱり、水場を降りるのは怖いでしょ、と
木の根を選ぶ。
が、これも思ったより大変で……。

根っこのまわりの土が削られているので、とにかく凸凹しているし、
根っこにつま先を取られて転びそうになるし……。
一方で、根っこがないとろは粘土質の滑りやすい土で、
昨日の雨でつるつるしている。実際、かなりハイキング慣れしている友人が、足をとられてまさかの転倒。
深く腰を落として、膝を十分に曲げて、しゃがみ込むようにして歩くこと
2時間ほど。
何ときついハイクだ。
降りてきてから、もう絶対行かない!
と言ったら、一緒に行った友人に、
「去年も同じことを言っていた」と笑われた。

ヘトヘト汗だくのハイクの後は、ひとっ風呂浴びにさわらびの湯へ。
ところが、最後にまた、結構な坂。いや、もう、疲れちゃって足が動かないんですけど……という感じ。

さわらびの湯は浴室に入れる人の人数を制限することがあるそうで、
前回はあきらめて帰った、と友人。
え〜これでお風呂に入れなかったら暴れる。もう、絶対棒ノ嶺なんか来ない
と言っていたら、無事入浴でき、一段落。
最後は、飯能駅前のCavaanというアラビア料理屋さんで
スペルト小麦のピザやハリッサを使ったアヒージョなど食べて
ビールで乾杯。これなかったら、ほんとにもうイヤだレベルだったけれど、
あの新緑の美しさは、確かに得がたいものはある。

得意技は家事の手抜きと手抜きのためのへりくつ。重曹や酢を使った掃除やエコな生活術のブログやコラムを書いたり、翻訳をしたりの日々です。近刊は長年愛用している椿油の本「椿油のすごい力」(PHP)、「家事のしすぎが日本を滅ぼす」(光文社新書)