怖いので吐き出させてください
母と連絡を取らなくなって3ヶ月。私からは電話も訪ねたりはしていないが母はあの手この手と駆使して連絡を取ろうとしたけれども1ヶ月半は全く声も姿も見なかった。
矛盾しているなと思うけど連絡が無きゃないで心配になるのだ。親子の縁を切ったくせに果たして自分のした事は正しかったのだろうか?自問自答したり、時に罪悪感に苛まれたり。
だからなのかこの間、インターホンが鳴ってドアの覗き穴で確認せずインターホンに出てしまった。ネコなで声の母の声。背筋が凍った
「ねぇ〜開けてよ〜。歩いてきたから疲れちゃった〜。」
開けてしまえばどうなるかわかっているのに、ネコなで声の裏に何があるのかわかっていたのに、開けてしまった。母はどんどん玄関の中へ入ってくるのを体で押し出し玄関の鍵をかけ送っていくからと駐車場に向かわせた。
「ねぇなんで電話が繋がらないの?繋がってもすぐ切れちゃうし」
私は全部理解しているのにわざとわからないフリして聞いてくる母に苛立ちながら母とこれ以上付き合いたくないから絶縁したんだと淡々と伝える。人の話を聞かない母は「通帳が勝手に解約されてる」と訳のわからないことを言う。私の横でひょうひょうとしている態度にも腹が立つ。
家に着くと車から降りない。ドアを開けて降りるように促す。
「通帳の解約の見せて。」と私が言うと嬉々とマンションのエントランスを入って部屋に入ると待ってましたと古い通帳を見せた。父が死んだ時に解約したものだ。そんな事だろうと思っていたが、母は次の手を出してきた。「解約したなら私名義の通帳が無きゃいけないけどないのよ〜」
1時間ほど探して戸棚の隙間にスーっと入れるように立ててさらに抹茶茶碗で隠してあった。
最初からこういうカラクリがある事は想定内だから別に驚きもしなかったけど3か月通帳記帳がしてないならしてきてと頼まれた。
私はいっさいの関わりを持たないために身元保証の事業所に母の身の回りの一切を任せたのに、営業で来る人が気持ち悪いからと頼みたくないと言った。母は昔から特徴のある人を忌み嫌う。例えば障害者。女性ぽい男の人。肌の色が黒い人。
物凄い偏見だし、差別である。私は子供の頃から母の偏見差別が嫌で嫌で堪らなかった。本人を目の前にして「気持ち悪いわ〜」と口にすることもあった。
身元保証の人は女性ぽい人でクネクネしているけど優しくていい人だと思う。見た目で判断する人だから通帳記帳をしに銀行に連れて行ってもらうのは絶対嫌だと言う。その人が連れて行くわけじゃないのに。
仕方なく通帳を預かり通帳記帳をしてくる羽目になってしまった。
それが金曜の夜のこと。そして次の朝またやって来た。もうインターホンも出ないし、ドアも開けない。外で「通帳返しなさいよ」と怒鳴っている。預かった通帳を記帳してこっそり玄関ポストから放り込んだ。
手元に通帳が戻ったから次の日は何も起こらなかった。
しばらくこれで安心と思っていた昨日夜暗くなった頃インターホンが鳴った。嫌な予感しかなかったのでドアの覗き穴から確かめた。
母だった!
10回以上鳴らして外でなにか怒っている。マスクのせいでモゴモゴ言っていたがドアノブをガチャガチャ引っ張る。玄関ポストもパカパカやってゲンコツで直接ドアをノックする。15分は居ただろうか諦めて帰って行った。でもこれで諦めるわけないと思う。
そして次の日。朝8時にやってきた。昨日よりパワーアップして30分は居座った。怒鳴りながら、ドアノブをガチャガチャやったり玄関ポストをパカパカやったり。途中お隣さんが出勤のために出てきた。母が声を掛けたけど見事に無視を通して行ってしまった。お隣さんありがとう。
母の異常さをわかって関わらないでいてくれたんだろうな。ご迷惑をお掛けしてごめんなさい。
ストーカーになっている。電話はスマホも固定電話も繋がらないから家に来るしかないのだけど、私としてはこの異常さが怖くて堪らない。スマホを着拒する前は夜9時から1時間ごとに朝4時まで執拗な電話攻撃されていた。内容は根も葉もない作り話。否定するとまた作話、虚言を並べ立てる。その時、私は精神的肉体的に疲弊して一気に鬱になってしまい医師、包括支援センターの方の指導の元母と連絡を断つことにした始まりだった。
まだ闘いは続くのだろうか。恐怖でしかない。エスカレートして早朝や夜中に来るようになったらどうしよう。
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