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”化粧薄め”が示す自己

私のことを知っている友達は、私の化粧が薄めなこと、はたまた化粧しない日が割とあることを知っているかと思います。

化粧が薄いというのはその見た目の事実以上に、沢山の自己認識に関する思想が表れているような気がしてなりません。ということを今朝思ったので、今日はそれについて書きたいと思います。

意識の変遷

まずは、私のこれまでを振り返って転換点を探っていきたいと思います。

誕生〜高校生
日焼け止めすら塗っていたか怪しいくらい無頓着。

大学1回生
最初の1週間でメイクを諦める。
→夏から環境が変わったのをきっかけにメイクを始める。

大学2回生
YouTuberに影響を受けてメイク道具が増えるばかり。このとき、私界の中でメイクの工程数が1番多い。
(下地、ファンデーション、コントロールカラー、眉毛、眉マスカラ、アイシャドウ、マスカラ、ハイライト、チーク、リップ)

大学3回生
2回生の最後である春休みに、ベトナムとカンボジアに行き「スッピンでも笑顔で溌剌としてたら人って魅力的やん」からの「日本の女の子たち、顔に色載せすぎちゃう…?」という思考を経て、メイクが薄くなる。
(このとき眉毛、単色アイシャドウ、リップ)

大学4回生
就活の始まりによって、一応肌にも色を塗るようになる。でも終わってからはノーメイクで、“お出かけ”する日だけメイクしてたような。この年に買った化粧品はファンデーション1つだけと思われる。

今(新卒1年目)
在宅ワークでzoomの画質がそんなによくないことを逆手に取り、眉毛とリップだけの日々。ニキビの薬の効果で皮膚がポロポロ剥がれ、ファンデーションと相性が悪いのも理由のひとつ。


基本的には無頓着なのに、周りからの影響でメイクを始めたりやめたりしています。

やはりベトナムカンボジア旅行での気づきは私の中でインパクトが大きい出来事で、それからは「もっともっとメイク」をしなくなりました。

もっともっとメイク

「もっともっとメイク」とは、“もっと目を大きく見せるためのマスカラ”、“もっと顔に凹凸を出すためのハイライトとシェーディング”、“もっと肌をきれいな色にするためのコントロールカラー”です。顔がはっきりして、きれいにかわいくなれるメイクですね。これは「もっとかわいくなりたい」が根底にあるのではと思います。

ありのままメイク

その対極として、ありのままメイクがあるかと思います。私はこれなんですが、「もっとかわいく」というより「ちょっと健康に」がテーマです。

その最たるものがリップで、私は元気ですよー!っていうのを示すためにリップを塗るようにしています。眉毛も、一応隙間を埋めたほうが健康な感じするかなーと思ってやってます。

2つのメイク

あえて言いますが、どっちがいいとか悪いとかではなく、むしろどっちもいいと思っています。目をオレンジっぽい色で縁取ってる人好きやし。

でも資本主義の中で生きていると、どうしてもありのままメイクは隅に追いやられがちなので、擁護といいますか、こんなんやでって言いたいです。

ありのままメイクのよさ

先程変遷のところで、「スッピンでも笑顔で溌剌としてたら人って魅力的やん」と書きました。人と仲良くなるとき、顔の造形よりも一緒にいて楽しいか元気になれるか、取り繕わない素の自分を評価してくれるかが大事だと思っています。目が小さくても、顔がニキビで赤らんでても、鼻が低くても、人柄が魅力であればそんなにたいした問題ではないようです。

私は温泉に行ったり海や湖やプールで泳ぎ回ったりするのが大好きなんですが、ありのままメイクだと化粧が落ちてもそんなに変わらないので、気にせず遊ぶことができます。2回生の頃は化粧してない顔が嫌で、遊んで化粧が落ちている顔を内心すごい気にしていました。それに比べると、今は心置きなく過ごせるので精神的にも健康です。

あと、会社の同期とオンライン飲み会をよくやりますが、スッピン参戦でも怖くありません。大して変わらないので。なので、始まる前にお風呂に入って万全の態勢で飲み会に参加することができます。

示すもの

結局、ありのままメイクをする私は「ありのままの私を知ってほしい。そして受け入れてほしい」という気持ちをメイクに託しているのだと思われます。コミュニティに合わせて自分を作っていくのが私には合わなかったので、ありのままで向かっていって、それを受け入れてくれるように地道に努力するのが私のスタイルになりました。地道な努力とは、例えば”いつも笑顔でいる”とか”こっちから全力で人を信頼する”とかです。嬉しいことに芸能界ではなく、人と容姿で競わなくていい世界にいるので、ありのままでいることが許容されています。

ありのままの自分をもっと好きになれるように、もっと好いてもらえるように、これからも変わっていきたいです。

最後に

メイクをしてるみんなも好きだし、してないみんなも好きです。在宅が広まってメイクの意義も問われる中、メイク薄い族の私なりの意図が伝わったのなら嬉しいです。

矛盾しているかもしれませんが、今持っている下地があとちょっとになってきました。混合肌の私におすすめの下地があれば教えてほしいです。笑

今日一日、おつかれさまでしたー!
明日もみんななりに元気に生きていきましょー!

(写真の化粧ポーチ、かわいくて大好きなんですよね〜〜〜〜)


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