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豊かさと情熱の気づき

「そろそろ夢を本腰入れて提案してみてもいい頃合いかと思うんだ」
議題が一通り終わって、プロジェクトを引っ張ってきた人が言った。
そこから、どんどん楽しい提案が出てくる。

こんな技術も取り込んでみたい
それができるようになったらどうなるだろう
こっちも欲しいし面白そうだ
ここと一緒にやれば何かできるんじゃないか

先の技術を作っていくことが役割の部だから、ちょっと夢みたいなことを提案して実現へ結びつけていくのは本筋のお仕事。
とはいえ、先立つものがなければそれも本当の夢物語と上からバッサリ切り捨てられる。
「頃合い」と言った背景には、これまでの仕事で得られた先立つものの目処が立ってきたのが今だから。

そこにリアルな"夢と金"を感じて、私はちょっと感動してしまった。
組織の中ではあるが、何か大きいことをやろうとした時、夢や情熱だけではどうにも立ち行かない。
やはり、エネルギーを回すにはお金がいる。
では、どうお金を作るか?
それを作り出すのは、やはり人の情熱なのだ、とお腹で感じたから。

人の情熱や興味が向かうから、夢ができる。
そこに向かおうと、必要なツールや知識、道具、ご縁を手に入れるべく動く。
それこそお金が必要になるけど、お金を得ようと動くここも原動力は情熱。
そうして集まってきたピースが繋がり、お金というエネルギーが生まれだす。
そういうことなんだな、と。
この中のどこかにピュアでないものが混じると、うまく行かない。

だから、自分の興味や情熱を羅針盤にして、そこに時間もお金も使っちゃっていい。
自分と違うことをしないことで自分を満たしていく。
この二つをやってれば、いいんだ。
と、とても腹落ちしてなんだか自分が緩んだ気がした。
私が興味や情熱を少しでも感じることをすること。
それを続けていくことで自分のいきたいところへ行ける、と思うと、何をしようかなと楽しくなる。
なんとなく、自分にとっての"夢と金"が見えてきた気がした。

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