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カルチャーショックから得るもの

今までの人生で1番大きかったカルチャーショックってなんですか?

私の場合いくつかあるのですが、わかりやすいところでいくと、やはり海外に出た時。
・行間や雰囲気を読む深さや範囲が違う=言葉にして初めて伝わる
・契約社会=大事なことや外せないことは目に見える形にしておく
・個人の過ごし方の自由度が高い
などなど。

総じて私にとってはとても過ごしやすくて、結構好き勝手やらせてもらえたなーと振り返って思います。
帰国が近づいてきた頃には現地の同僚から引き止められもしたし、そのまま残ることもできたけど、やっぱり帰りたかった。
その理由の一つは、"日本語を話したい"と感じていたから。
英語はとてもクリアで意思疎通もしやすい。
仕事する上で微妙に入ってくる個人の感情なんかがきっぱり切り分けられてる気がしてとても楽。
そういう環境にいられたからこそ、日本語でのコミュニケーションの感性の高さに改めて気づいて、それが恋しくなってたのです。

言霊というのは本当にあると個人的には思っていて、さらにそこに感覚が乗りやすいのが日本語な気がしています。
そういった複雑にハイコンテクストな、耳に優しい音で深い話ができる環境に身を置きたい!
というのがその時からの変わらぬ想い。

海外に出てカルチャーショックを受けたからこそ、よりビビットに日本語の持つ魅力を改めて感じられたなーと思います。
自分にとっての異質を見る時、同時に自分にとっての当たり前が揺さぶられ、異質を取り入れることもあれば当たり前がより鮮やかに身に染み入ることもある。

日々に中にも小さなカルチャーショックが起きて、ちょっとした視点の変化を得るような、そんな風に暮らしていきたいなと思う今日でした。

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