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4月21日(火) コロナで人生変わっていたかもしれない

昼食:カルボナーラ
夕食:レタスのファルシ、ほうれん草とチーズのオムレツ、ラタトゥイユ

しょっぱいカルボナーラ

昼食に生クリームが余っていたので、気合を入れてカルボナーラを作ったらややしょっぱかった。食べていた時は「パスタの茹で汁の塩分を見誤ったのか?」と思ったけど、今はペコリーノ・ロマーノの塩分が強めなのが原因、と確信している。
ペコリーノ・ロマーノを使ったパスタが塩辛かったこと、これまでに3回くらいある(のに、今回また忘れてた)。このカルボナーラのレシピは、パルミジャーノ・レッジャーノ半分、ペコリーノ・ロマーノ半分で作る。ペコリーノ・ロマーノがなくて、パルミジャーノ・レッジャーノしか使わなかったときは、失敗しない。問題はペコリーノ・ロマーノなのだ。近所のスーパーで手に入るペコリーノ・ロマーノの塩分が高めなのだろう。以後注意したい。調味料としての塩ではなく、具材の塩分で全体の塩味を決めるタイプの料理は難しいなあ。
味は少し塩辛かったが、クリーミーな食感は思ったとおりにできた。また作る。

ラジオが軒並みリモート放送に

ラジオ、ほとんどすべての生番組がリモート放送になったのではないか。メインパーソナリティの声はちゃんと聞こえるが、ゲスト(こちらもリモート)の声などが遠かったり小さかったりくぐもっていたりすることがある。ラジオはクリアな音声を届けるよう機材が進歩してきたはずなのに、こんな予想外の事態で素人放送みたいな音質になってしまい、スタッフは歯がゆい思いをしているのではないか。などと想像する。
もしかしたらここから、個人宅からの放送でめちゃクリアな音声が届けられるよう、機材が改良されていくのかもしれない。個人宅からの出演は、今後もありなのではないかと思う。より柔軟なキャスティングが可能になるからだ。
スクール・オブ・ロック(TOKYOFMの22:00−24:00でやっている、10代向けのワイド番組)では、ビデオ通話をリスナーとつないで、リスナーがメインパーソナリティに向かって自分の部屋を紹介するという「バーチャル家庭訪問」の企画をやっていた。すごい。そんな可能性が拓けていたのか。この番組はよくリスナーと電話をつないでいるのだが、今後はビデオ通話が主流になるかもしれない。

野垂れ死んでたかもしれない

うちは夫が先に寝て、私が後から布団に潜り込むことが多い。あたたかくて大きな生き物にくっついて寝ることは、とても安心する。この日もぬくぬくしながらふと、こんなに心穏やかにいられるのは、結婚したからかもしれない、と思った。私は扶養されているわけではないが、夫がいることで住む家も確保できているし(社宅)、数ヶ月収入がなくても生活することができる。
独身フリーランスの時に、新型コロナウイルスの感染が拡大していたら。想像するだけでひやっとする。中目黒の1Kの部屋で、まんじりともせず天井を見上げていたかもしれない。
今やるべき仕事は山程あるのだが、その8割は書籍の仕事だ。ウェブの仕事は新規がほとんどなくなった。書籍の仕事は、本が出てから1ヶ月後とかに原稿料や印税が入るので、書いている間は無給である。
4月までは前月までの原稿料が入るが、5月くらいからまじで収入がなくなるかもしれない。独身フリーランスの私は、収入が減ったことを証明する書類を必死に作成し、100万円をもらうために役所に駆け込んでいたのではないか。それと貯金で半年くらいは食いつなげそうだけど、その先はどうなるのか。広告費が削られることで広告案件が激減したり、ウェブメディアを運営している会社が倒産したりするかもしれない。以前と同じように仕事ができる保証はない。
今は仕事があるだけまだましで、これがもし独立したての頃だったら? 直接人に会えない今、まったく会ったことのない人に仕事を頼むことは減っているだろう。すでにつながりを多く持つ人に仕事は集中する。干上がって死んでたかもしれない(死なない)。
4月初旬に、父がLINEで「結婚してなかったら、絶対帰ってこいと言ってたな、実穂には。コロナ、かかりそうだもの」と書いていた。その時は「いや、私は人との接触が少なく、ここ数年風邪もひいていないので、コロナもあまりかかる心配ないと思う」とマジレスしていたが、今になってわかる。娘が一人暮らしで、会社などに所属せず何の保証もない状態だったら、親は「帰ってこい」と言うだろう。そして私も心細さに負けて、世間に「老親を殺す気か」と謗られても札幌に帰ったと思う。
しかも今だったら、同じ仕事が札幌でもできる。取材もリモートだし。そのまま札幌に定住してたりして。人生が大きく変わってしまっていたかもしれないのだなあ。などと、眠りに落ちる前に考えた。

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