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愛とは時間の無駄遣い

こんにちは!
現代の休息をアップデートする活動をしているタツローです!

現代の休息のヒントを探す#休息メモ (7)です!
今回話すのは、名作『星の王子さま』からの名言です。

「愛とは時間の無駄遣い」

星の王子さま キツネより

私、この言葉に重要な休息のヒントを見出しています!!

星の王子さま

皆さん、サンデクジュペリ作の『星の王子さま』は知っていますか?
1943年に初めて出版されて以来、約300の翻訳があり、全世界で累計2億部を売り上げている偉大なる大作品です。

一度は聞いたことがある人も多いでしょう。

たくさん語りたいシーンがありますが、今日はその中でも王子さまとキツネが話すとあるシーンをご紹介します。

王子さまとキツネ

ざっくり概要です。

王子さまは旅先である地球でとあるキツネに出会います。
そこで、キツネは王子さまに対して「友達になろうよ」と言うんですね。

しかし、それに対して王子さまは「友達になってもいずれ分かれてしまって、寂しい思いをしてしまう。それならば友達になってもムダではないか」みたいな回答をします。

なんとも悲しい王子さまです。。
(それまでの話の中で出会いと別れを繰り返しています。)

それに対してキツネは、はっきり「無駄ではないよ」と言うんですね。
続けてその理由を説明します。
「僕にとってまだ君は単なる一人の少年である。君にとっても僕はその辺にいる一キツネと変わらないだろう。でも友達になって同じ時間を共有することで、お互いは唯一無二の関係になる。
「それは別れた後も続く。今まで僕は金色に輝く小麦畑を見ても何も感じなかった(キツネは小麦を食べない)が、君と友達になることによって毎年その小麦畑を見る度に君の金色の髪を思い出すようになる。そうやって少し嬉しくなる。今まで意味を持たなかった小麦畑は僕にとって新たな意味を持つようになる。友達になることによって世界の景色が豊かになる。」

星の王子さま

何かへの「愛は時間の無駄遣い」で生まれるという話です。

一見無駄なことに思えるような時間の使い方(ここでは別れの決まっている中での友情)も、その時間を通して何かへの見方が変わる。すなわち世界が変わる。

本作では王子さまの飼っているバラ(薔薇)についても、同様の話が出てきます。たくさんある薔薇よりも、自分が時間をかけて育てた薔薇の方が何倍も愛着が湧く。

関わる時間が愛を育むとキツネが教えてくれます。

ムダに見えることが世界を変える

どうしても僕たちは日常の中で効率を重視し、無駄なものを省きたくなります。

それが行き過ぎると結果としてどうなってしまうか。
徐々に自分の感情が「無駄なもの」として犠牲になっていくんです。

社会合理性>自分合理性
これが社会で効率性を突き詰めてしまった結果です。

無駄が許せなくなるのは怖いことです。
まさにそんな時に思い出してほしいのが、このシーンなんです。

無駄に思えるような時間が何かへの愛に繋がり、世界の見え方を変える。
それは人生を豊かさにつながる。

無駄なことは人生を豊かにする上でなんら無駄ではない。

そう考えると、無駄が許容できるようになってくる。
それが感情を取り戻すきっかけになり、休み上手につながる。

無駄なしに効率的に何かを愛する生き方、あなたは好きですか?

興味を持った方、ぜひあらためてサンデクジュペリ「星の王子さま」読んでみてください!

あなたも、ここからあなたらしい休息を!
それではまた~!

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