休職中の過ごし方はどうすれば良いか
今年もお盆が終わりましたね。
お盆中も忙しく動き回っていましたが、ようやく一段落しました。
ということで、やっとnote更新に取り掛かるさきしまです。
こんばんは!
さて、ずっとnoteに書きたいことがありました。 それは休職中の過ごし方についての内容です。
多くの休職者の話を聞いて、色んな人に会って休職についての解釈を少しアップデートしましたので、そのことを共有させてください。
・休職を考えているあなた
・休職中のあなた
・休職を振り返るあなた
の新たな視点になれれば幸いです。
休職中、何をしたら良いですか?
「休職中、何をしたらよいですか?」
休職中の方によく聞かれる質問です。
これに対してよく聞く返答はこんなものではないでしょうか?
「とにかくしっかり休みましょう」
「好きな事をしてください」
何十回も聞いてきました。
もちろん間違えではないと思うのですか、どこかしっくりこない返答。。
その通りなんだけど、なんでそうするのかが抜けている。
最近、このことをようやく自分の中で言語化できたので、今日はそのことについて話します。
さっそくですが、今の私の返答はこうです。
今を生きていない人が多い
のべ50人近い休職者、休職経験者と話してきまして、ひとつの共通点に気がつきました。
それは休職者の多くが休職直前は「今を過ごせていない」ということです。
今現在を生きれていない。つまりは、過去や未来の中に生きてしまっている。
その結果、今を犠牲にしています。今の自分の存在をどこか否定しています。
過去であれ未来であれ、今ここにないものに囚われて執着し囚われ続けるのは、苦しいものです。
休職前の私もまさにそんな状況でした。
過去に生きている人
過去の失敗がトラウマになって、今の行動を狭めてしまっています。
今もその失敗の延長にあると思い込んでいて、過去から時が止まった中で過ごしています。
・学校での苦い思い出
・大学受験の失敗
・就職活動の失敗
・仕事での失敗
・失恋
それらの経験が今の自分の多くを占めてしまっています。
失敗だけでなく、成功した過去も同様です。
・せっかくここまで頑張ってきたから
・せっかく大企業にいるのだから
失敗であれ、成功であれ、過去に囚われて、縛られて自分の今の行動を決めてしまっている人が多いのです。
未来に生きている人
なんかちょっとカッコよく聞こえるし、将来を見据えていそうでスマートな気もします。
しかし、これが罠です。
その実態は今の目の前にあるものを無視して、手にいれたい未来(今はないもの)に向かって、今を犠牲にして生きています。
もちろん未来に向かって努力することは、悪いことではありません。しかし、未来への期待や不安に過剰に反応させられていている人が多いのです。
今の状況や持っているものには目を向けず、今持っていないものばかりに目がいって、それを手に入れることが大切であり、重要であると思い込まされている。
それが自身の内発的なものであればよいのですが、ほとんどは社会や誰かとの比較の中で生じる外発的なものではないでしょうか?
いつ何時も今ここにないものを追いかける。その為に我慢、我慢、我慢。
どうなるかわからない未来の為に、不安を無くすために今を置き去りにして頭の中は常に未来の事ばかり。
実際の未来の自分に待ち受けるのは、さらに未来の自分のこと。
ずっと何かを我慢しながら、満たされないままに生きていくことが常になっています。
自分を取り戻す為に今に注目する
過去や未来に生きている結果、今の自分が犠牲になっています。そして苦しくなり、心身の異変と共に休職に追い込まれる。
そんな人がたくさんみてきました。
だから休職期間はシンプルに「今の自分を取り戻す期間である」と私は思います。
ポイントはなにか新しいものを得るのではなく、あくまで取り戻すという感覚。
そのためには今に注目することが大切です。
今に注目すると、過去や未来を彷徨っていた自分が徐々に戻ってきます。 そうして自分を取り戻すと、自然と向かいたい方向やありたい姿が見えてきます。
それは外発的ではなく、内発的なものであり、そこには納得感と肯定感があります。
今に注目した行動
その視点で見ると、各所で休職中に良いとされる行動のすべては「今に注目した行動」であることに気がつきます。
散歩をする:
自分の足で一歩一歩今を踏みしめる行動です。過去や未来ではなく、今の街を歩き、今の空気を吸い、今日の時間を過ごす。まさに今を生きることの最前線。
自己理解を深める:
今の自分の価値観や考えを知ります。過去と切り離し、未来を気にせずに今に向き合うことで、あるものに気がつき、そのものに感謝して今を過ごせます。
日記を書く:
今の自分の気持ちを書き記すことです。何を考えているか。どう思っているか。その内容に自分の今の姿が現れます。
瞑想をする:
今の時間に集中する基礎力を鍛える行動です。人は気がつけば未来の不安に対して、脳を酷使しています。今に注目し、その脳の酷使を和らげるトレーニングが瞑想です。
感謝をする:
感謝することはまさに今の状況に注目していないとできません。
目の前の状況に感謝する。すると今ないものではなく、今あるものが見えてくる。そして心が満たされます。
夢中になるものに気づく:
夢中はまさに今のこの瞬間に全力投球している証です。それが趣味であれ、遊びであれ、友達との会話であれ、夢中は自分を今においてくれます。
子供の頃を思い出しましょう。
ご覧の通り、休職中はしばらくないがしろにしてきた「今」に注目して、自分を取り戻す期間です。
変わらない過去の自分の為に生きるではなく、予測不能な未来の自分の為に生きるではなく、今を生きてみる時間です。
その積み重ねが過去の意味を変えて、未来の自分をつくります。
この視点であなたの休職に対する意味は少し変わるかもしれません。
最後にホリエモンが近畿大学のスピーチの中で残した言葉を。
あなたの休職のヒントになれば幸いです!それではまたー!
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