ヘナ染について

みなさん、ヘナってご存知でしょうか?
髪の染色に使用される・聞いたことある方も多いかも知れません。

私は新卒の頃、ストレスで円形脱毛になりました。
その部分に髪が生えてきたけど真っ白な髪。かれこれ15年近くの
お付き合いです。この白髪の部分が頭頂部のため、放っておくと
かなり目立つ。ということで、たまに染めるのですけど、本当に
直径10㎝くらいの限定された範囲で、あまり強い薬剤を使いたく
ない人なので、色々迷ったりするんです。

そこで、なんとなく知ってはいたのがヘナでした。
知り合いに常用している子もいて、一緒に染めてもらったり、
自分でも挑戦したり、お店でやってもらったりもしたけど、
なかなか思った色には染まらず、結局化学染料入りの染色剤で
染めてもらうことに落ち着くという感じでした。

ヘナの本来の役割

ヘナは本来髪の染色自体が目的ではなく、インド伝承医学アーユルヴェーダで薬草として使用されてきました。緊張緩和やリラックス効果があると言われ、心身ともにリフレッシュさせてくれる植物として活用されていたそうです。

染色効果も認められるため、髪を美しくしたり、爪や肌に模様を描いて染めるためにも使用され、現在の白髪の染色に活用されるようになりました。さらに、高い抗酸化作用・血行を促進・肌の潤いと柔軟性を保持・収斂作用も認められるため、頭皮のケアやヘアケアとしても効果的です。

このように、染色成分が含まれるため染色できますが、それよりも皮膚組織の細胞を活性化することで頭皮や髪質全体を健康にしていくことが多いな効果といえます。

リラクゼーションとしてのヘナ

私はヘナを『白髪染め』としてみてきたので、別の効果を実感することもなかったし、染色剤としては満足できず化学染料に頼ってきました。
私の場合カットもほぼしないし、一部分の白髪が気になってきた時期にふらっと美容室を訪れ、髪を整えるくらいの感じだったのですけど。

今回、ヘナというものを『リラクゼーション』という視点から提供してくれる方に出会い、私の捉え方を大きく変えることができました。

実際に髪をいじったり、整えるという行為は、すごく心地の良い時間で。
自分自身に対して目を向けらる重要な時間だったりします。
どんな自分を表現しようか…なんて、纏う空気・雰囲気も変えられる時間だから、楽しいのです。そんな意識も、ここ数年はとても薄くなっていたなと反省しました。
また、自分らしさを楽しむ自分にシフトしてきた感覚で、とても嬉しい時間になりました。

染まる髪色は黒ではなく、周りの色と比べれば浮いてはいるのですけど。それさえも、隠したり消してしまうということではなく、人生の一部分だった勲章の表現にさえ感じられてしまう。そんな不思議な気分が今はあります。
たった数時間で変えられてしまう価値観。

ヘナの存在は知っていたし、何度もトライしてきたけど。
その存在の意味合いが変わるって、すごく面白いことですよね。
それは、年齢を重ねた今の自分と合致する瞬間でもあったのだろうし、
その捉え方を伝えてくれた人とのご縁でもあったのだと思うのです。
何歳になっても、こうやって激変する瞬間に出逢っていたいから、
自分の直感や知りたいと思う気持ちを大切にしていたいものです。

ターニングポイントに出会う人

私にとって美容室がまた、自分の満足につながる大切な場所になり、メンテナンスのいい機会になる『楽しみな時間』に変わったことには、そこで提供してくれる人の存在も大きいことです。

以前こんな言葉を伝えてくれた方がいて、私は今も大切にしている。
『何をするかより、誰とするか、
 誰とするかより、どんな自分で』

その人がいるから、会いにいきたい。
その人だから、やってもらいたい。
そして、そこにいる自分が相応しい自分になりたい。

そう思わせてもらえる人との出会いって、
本当に貴重だなと感じています。

迷いがあったり、不安になったりする時ってどうしてもあります。
だけど、本気で孤独と対峙して、自分で道を探そうと頑張っていると、
ある時にふわりと『自分の道を先導してくれるような素敵な方』に、
出会わせてもらえる瞬間があったりします。有難い。

緩んだ自然体の自分

緊張や不安から解放されて、緩んだ一番自然体な自分でいると、
急にバーっとご縁が拡大することがあります。
何かの連鎖が起きているかのように、周りにいる(いた)人が
その意味合いを持ち始め、その必要性の大元に気づかされたり。
見えてなかった(気づけなかった)重要な要素が、すぐそこに
すでに存在していたことに気付けたり。

閉じてしまう自分を、ふっと解放してくれた
そんなヘナ時間になって、とても幸せでした。
ぜひ、リラクゼーションとしてのヘナを取り入れてみてください。

品質の良い純度100%ののヘナで、
緩めて・解放して、健康に美しく、
ありのままの自分を楽しむ。

そんな捉え方もいいなって感じました。

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