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2020 今年の「総括」

本日12月28日が年度最終日となります。

 毎年この時期に書いている「総括」ことしも振り返ってみます。
【できたこと】
1)とにかく2回の教室行事が開催できた
   2月の弾き合い会、そして8月の無観客によるビデオ撮影会。
  普段とは形が違っても、とにかく2回行事ができたことが本当にありがたいと感じる1年でした。
2)オンラインレッスンの運用開始
   ちょうど1年ほど前に、オンラインレッスンを少しずつ運用していくという計画を立てていました。新型コロナウイルス感染症対策もあって、試行錯誤しながら運用を開始することができました。

3)連弾チームが育ってきました
   両手奏が少し進んできた生徒に対して、積極的に連弾の本を与えてレッスンを進めてきました。2年ほど前から始めた生徒に、様々なメリットが生まれ、思い切って通常課題に連弾を取り入れてよかったなと思いました。

【来年以降に向けて】
1)「この時代に”ピアノを習い続ける”ことで得られるもの」についてもっとアピールしたい
   不要不急と言われて、ライブや公演などが中止・延期となってしまったものも多かった今年でした。そんな中で、私もこの仕事を続ける気力を一時的に失いかけていました。
 私を救ってくれたのは、小曽根真さんのライブ配信、斎藤守也さんのインスタのストーリー。
 自分も「そろぱんらいぶ」として配信ミニライブを実験的にやってみました。

 音楽は、なくても生きてはいける。だけど、音楽のない生活って、シロップかけずに食べるパンケーキ、箸休めがなく白いご飯だけ食べ続けること。少なくとも私にとってはそう。
 生徒たちが休校期間中に「暇だからピアノを弾いていた」という声がたくさん聞けました。
 

2)今迄習うのを躊躇していた方への門戸を開く
   ピアノや電子ピアノが売れているそうです。
   自宅で気軽に楽しめることとして、ピアノを弾くということに視線を向けていただけるのはありがたい。

   ただ、経験上「独学」ですと、情報が多すぎる分取捨選択が難しいということを私は感じています。You Tubeの動画は、譜読みが困難な人へのみちしるべや、曲の雰囲気を知りたい場合には役に立ちますが、対面レッスンで指導する「姿勢」や、リアルな「音の広がり」までは取り入れることはできません。つまり100%完璧な方法という物は存在しないと考えています。

  オンラインレッスンの手法をいろいろな方が公開してくださったり、機材も研究できるようになってきたので、私も柔軟に対応できることが増えてきました。
 「教えられるのは上から言われるみたいでいや」
という方、
 「忙しいし移動が大変だからレッスンは無理」
と思う方に対しても、スポット的に単発のレッスンを利用していただく方法を考えています。
(継続クラスのワンレッスンについては募集停止しましたが、ワンレッスンそのものは受付しています)

 来年行事がどういう形になるのかはわかりませんが、出来ることを全力で、と考えています。

 今在籍されている生徒さんたちを大切にしながら、新しいご縁も期待したいと思います。

<追記>
  そう!この年は「コロナ」!そして「オンラインレッスン」!
この2つがキーワードの年でした。
私も試行錯誤する日々が続き、ついに発表会は「無観客録画会」へ…。

 それでも、この年の発表の場を生徒に提供出来てよかった、と思います。

 (2022・1・12)

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