あすのあお

地域包括支援センターで働く看護師です。 顔に出るだけが感情ではないのだよ。

あすのあお

地域包括支援センターで働く看護師です。 顔に出るだけが感情ではないのだよ。

最近の記事

猫のおなかに顔をうずめる②

相談に来てくれた時、「どうしたらよいのかわからない」 という言葉を聞くことが多いですね。 親のことをどうしたらよいのかわからない、のと 自分がどう動いていいのかわからない、のと どんな制度があってどう使うのかわからない、かと。 聞き取りをしていくうちに、誰がどうしたいかが見えてきます。 相談者は、言葉にすることで思考が具体化していきます。 親の希望を聞いていなくても「あの性格だったらきっとこの選択をするだろう」と相手の思いに考えが及びます。 自分は「こうしたい

    • 猫のおなかに顔をうずめる①

      ふわふわに埋もれたら誰しも幸せだ。 「そうに違いない」 わたしの価値観は正しい、と思っていたお年頃があった。 世界は、一つの事実だけで出来ていると疑うことをしなかった。 知らないということは、恐ろしいなと思う。 歳を重ねるごとに、常に自分の考えは偏っていないか、その判断はよく考え抜いてした判断なのかと、考える。 総合相談を受けていると、その人の価値観に触れることがある。 こうするべき、こうしたい。 親を、義理の親を。 子供、嫁の立場で。 妻を夫を、それぞれ

      • 好き嫌いなく、たべる

        地域包括支援センターで働く、看護師です。 ほど良い田舎でほど良い都会。 自動車関連の会社や工場があって。 この街を作ってくれた人たちが歳をとり、どんな風に生活していくのか。 総合相談を受けながら、考えたことを少しずつ。 介護保険って、医療って。 歳をとるって。 夫婦って、一人暮らしって。 人生を終う、準備って。 人が歳をとっていくという、誰にでも平等にあること。 生活するということ。 当たり前にできること、そうでないこと。 歳をとることが楽しみになるよ

      猫のおなかに顔をうずめる②