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あとは自分だけ

今年の2月から3月くらい、私は落ち込みが激しい渦の中に一人いた。

一人で涙が止まらない。

苦しくて苦しくて、でも誰にどう相談すればいいかもわからず、一人で抱えてもがく毎日。

どっちにも動けない、身動きが取れないってこんなに苦しい気持ちになるんだと、私はこれまであまりこういう気持ちを抱える方ではなかったから。こういう人の苦しさがわかる人であろうと。どうしようもない苦しさや心の痛みの経験を絶対に忘れないでいようともそのとき同時に思っていた。

(タイトルの写真は夏至の夕陽^^)

昨年の夏くらいから今年の3月くらいまでは自分の人生でいちばんと言えるくらい仕事が忙しい怒涛の流れの中にいた。


それは本当にありがたいことで、自分の中で力をつけたり、成長したり、経験を重ねる時間であったのは間違いなかった。


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この期間はどうやって生きていたかあまり記憶がないくらい仕事をしたw
 
終電逃してビジネスホテルに泊まった日もあったw

人間てこんな時間でこんな量の業務量できるんですね!(驚)みたいなw

今振り返れば本当に笑えるくらいで、忙しさ自体は幸せなことで、チームも組織も一段ステージを上げていくと、自ら決めて踏み込んだ変革のときだったから、前のものから脱皮して、新しいものを成り立たせていくアンバランスだらけの中で、軌道に乗せていく渦中で。

みんなで無我夢中で連携しながら必死で泳ぎ渡っていった時間だった。

(いや、実際私はもう半分溺れていたようにも思うw)

その忙しさの波の落ち着きがもう少しだと見えてきた2月〜3月頃。


ああ、私は結局、自分の本質的な問題を抱えたままでそこから抜け出せていないんだということがこの渦中を超えようとしている中で、自分に浮き彫りになってくる。


丸腰の自分になりたい。
丸腰の自分のまま仕事をしていきたい。

そんな気持ちで2年半前会社を辞めた。
自分の本心で本当に届けたいと思うものを届けていく仕事を、丸裸の自分でやっていく。そんな描いた自分の「こうありたい」がずっとあった。

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この2年半、自分で選んで環境をガラリと変えた。

そんな中で出会った今の仕事は自分の本心から届けたいと思うもので、これは絶対みんなに必要だと思うもので、この上なく自分が面白さを感じていて想いもあって、自分のやりたいと思うことはできる環境もあって方法も知っていて、さらにこの先にやりたいことや夢がある。

そういう仕事を今私はできている。

家族も健康で元気でみんな明るくて、友人も仕事の仲間も大好きな人たちに囲まれている。
特に何かが起こったわけでもない。
表面的にはめちゃくちゃ恵まれた幸せな環境で。


あとは自分だけ


そういう状態だった。

あとは自分だけ。

ずっと私はこの状況に自分を追い込みたかったんだと思う。
他に何のせいにもできない。
あとは自分だけでしょっていう状態。

この状態が、想像以上に苦しみだったw

この忙しい時期を超えて、スキル的なことや仕事の力量とかそういう面では成長もしてきたであろうこの期間を超えてなお、自分が決定的に自分に対して感じている違和感と苦しさに向き合う時期がやっときたというか、その準備や変わることに決心ができていった感じだった。

私は、自分の中に封印している何かがある

それを自分にずっと感じていた。


今の仕事の中心を占めているナチュラル・ブランディングでは、クライアントさんに伴走しながら、その人が自分自身の本心と向き合ったり、正直になっていく過程を手助けすることもしている。

私にとってこの仕事は、何より自分がそうなることを求めているからこその仕事なんだと感じるようになったし、

だからというのか、この2年は夢中で目の前の人の気持ちに神経を研ぎ澄ませて一緒に感じていることを感じたり、どうしたらいいか考えたりしながら人の気持ちに憑依しまくってきたような時間でw


私は私自身のことは保留にして棚に上げてきている自覚があった。

ブランディングの仕事に対しても、知識を得て、経験を積み、スキルを身につけ、怒涛の時間を過ごした先にそれらを超えて今目の前にあるのは、結局この先に私自身が進むためには、自分の本質的な絡まっているものを解いていくことが必要というところ。

そこを解き明かしていく時間が始まっていったのがこの春だった。

そこから見えてきた私自身の中の絡まりと複雑性と強い力を持った相反する二面の自分の顔。

ここ数ヶ月は自分に対する気づきの連続で、今さら感と、そういうことだったのかの目から鱗と、全てのこれまでの辻褄が合っていく感じと、気づいた先にその自分を乗りこなすための訓練と、色々あるのですが、自分の備忘録としても書き残していくので、興味ある方は読んでいただいたり、何かのヒントにしていただくと嬉しいです^^

長く、水面下に潜っていた期間からやっと呼吸ができる地上に上がってこられた感覚。
全てを表に出していきたい。

また次回^^


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