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チーズの色

言わずもがな、チーズの原材料は「ミルク」です。
ミルクは白い。だから、チーズも白っぽい色をしているものが多いです。

ですが、牛乳製のチーズは、ややクリーム色をしているものが多いですね。
それに比べ、山羊乳製や羊乳製、水牛製のチーズは真っ白なものが多いです。

これは、牛のミルクには「カロテン」が含まれるので、黄色っぽい色をしているんです。

カロテン。

そう、ニンジンに含まれてるアレです。
オレンジ色の色素の元となる成分、みたいです。

同じ牛乳製のチーズでも、夏草を食べた牛のミルクと干し草を食べた牛のミルクでは若干色も違います。
なぜなら、夏草にはカロテンが豊富にふくまれているので、ミルクの色も黄色っぽくなり、チーズの色も黄色っぽくなります。

一方、山羊や羊、水牛のミルクには、カロテンがほとんど含まれていません。
なぜなら、山羊や羊や水牛は、体の中でカロテンはビタミンAに変換されてしまうからです。

先日セミナーで試食した4種のチーズですが、
手前の、グレーの表皮のチーズは山羊乳製。
ほか3種類は全部牛乳製です。
(真ん中の表皮が白いのは、白カビだからですよー。中身の色を見て、中身!)

山羊乳製、フランス的に言うと「シェーヴルチーズ」の色白美人ぐあいには、いつも

きゅん❤️

とします。

そしてたまに、オレンジ色のチーズもありますよね。

こんなのとか。

こんなのとか。

これは、カロテン含有量がチョー多いミルクから造ってるのか⁈

違います。
カロテンを豊富に含む「にんじん🥕」で色付けしているのです。


ウソです(。-_-。)

「アナトー」という植物色素で着色しています。

このアナトー、初めて見た時の衝撃といったら! (グロすぎて載せる気にならないので、気になる人は調べてください。)

でも、あながち嘘でもないのは、
最初の画像のチーズ、これ「ミモレット」というチーズですが、
昔は本当ににんじんで着色してたんですって。


#チーズ #チーズの色 #カロテン #にんじんで着色 #シェーヴルは色白美人

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