傷ついたときの処方箋。 #1
「今こういう風に言われて、傷ついた」
と、彼には言えるけど親には言えない。
と気づいた昨日。
正確には、親には今まで言えていなかったし、言えていないことにも気づかずに自分1人で傷つき苦しんでいた、ということに気づきました。
どう伝えたらいいか、どうすり合わせたらいいか、なんてよーく知っていて彼とはお互い出来ているのに、なんで親には出来ないんだろう?と考えていて。
なぜ、彼には自分の感情を素直に話せるのか
彼とは、最初から「いい関係を長く築こうね」と話していたので、そのための自分たちルールを決めていました。
お互いの言動に対して思ったことは、隠さず我慢せず伝えること。
2人の違う人間が一緒にいるんだから、違うことや気になることがあるのは当たり前。
ネガティブなことも飲み込んでしまえば、その場は丸く収まる。
けど、長期的にそのストレスが積み重なって相手を嫌いになってしまうことの方がリスク。
一つ一つは小さくても、塵も積もれば山となる。
目先の心地よさではなく、ずっと長く心地よく一緒にいられる方を選ぼう。
だから、基本的に自分の心に浮かんだことは全て、相手を否定せずに尊重しつつ、自分の本音が伝わる伝え方を意識しながら、かなり冷静に話し合ってきました。
もちろん、ときにはどちらかが不機嫌になったり黙り込んでしまったりすることもあります。
でも「いい関係を長く築く」がゴールのわたしたちは、そういう不穏な状態を続けることはお互いにとってマイナス、と分かっているので、気持ちが落ち着いたら極力早めに話し合って仲直りをします。
早めというのは、その日のうち。
もしくは、日を越したとしても、次に外に出かけるまで。
なぜなら
「一緒にいられることが当たり前ではない」
「自分の意思で、一緒にいることを日々選んでいる」
「いつ何があるか分からないし、後悔しないように出来るときに出来ることをする」
と意識しているから。
先にそういった前提があるから、感情が傷つけられたと感じるときでも事前に決めている行動をとることができます。
でも家族となると、少し事情が違う
育ての親が途中で変わっていない限り、
生まれたときから親は、親。
ずっと自分のそばにいて、育ててくれる。
仲の良さにかかわらず血縁が切れることはないし、
自分が結婚して新しい家庭を作らない限り、家族は生まれ育ったその場所ただ一つ。
「家族一人ひとりといい関係を築こう」
「家族といえど、お互い違う人間だから尊重しよう」
なんて、生まれたときから思っている人はいませんよね笑
幼い頃に、親の何かしらの言動で傷ついて、それから身を守るために防御するパターンを身につけた人がほとんどだと思います。
わたしも、そうです。
わたしの場合は、親から何か言われてネガティブな感情が生まれたとき、必要最低限の返答はする。
けれども「今のそれ、傷ついた」「悲しかった」「こんな風に感じた」と伝えることはなく、
そこに言葉を重ねられるほど気持ちがシャットしていき、自分の中だけでネガティブ感情が増幅し、でも言わずに黙り込む。
あとで、部屋に帰ってから1人で傷つき直し、苦しむ ───
売り言葉に買い言葉で言い返したことはあったけど、
自分の感情を素直に伝えたことは、おそらくなかったと思います。
言おうとしたこと、たぶん本当になかった。
そのことにやっと気づけました。
自分が繰り返しているパターンに気づけば対処していくことができるので、まずは分かってよかったなと思います。
とはいえ
感情の渦に飲み込まれているときは、そんなに冷静ではいられないのもよく分かります。
あなたは、どうでしょうか。
親、またはパートナーに対して、同じようなことがあるかもしれません。
(親に対する反応のパターンを、パートナーに繰り返しているケースも多々あります)
心当たりがある、という方も、
もしくは、自覚はないけれど何か気になってここまで読み進めてくださっている方もいるんじゃないでしょうか。
傷ついてモヤモヤしているときに必要なこと
まずは、
傷ついた自分の感情を受け止め、認めること。
「傷ついたよね」
「こんな風に言われて嫌だったよね」
と、まず自分で自分の傷ついた感情を認めてあげることです。
(こんなことで落ち込むなんて、とか思わないでね。そんな自分を否定しない方が、結果的に前に進めます)
↓
次に、
自分の本当の気持ちを聞く。
「どうしてほしかったのかな?」
「なんて言ってほしかった?」
と自分の心に問いかけてあげてください。
もしうまく出て来なかったら、まず「本当は何て言いたかった?」と、相手に言いたかったことを紙に書いて吐き出してみてもいいかもしれません。
この2つは、昨日わたしも実際にやったこと。
受け止め、共感する→「本当の気持ちは?」を問う、(の繰り返し)がベースです。
本当はこうしてほしかった、の気持ちに気づくところからがスタートです。
これを繰り返していくと、そのうちパターンにも気付けるはず。
もしあなたが、パートナーや親や、そのほか身近な人に対してモヤモヤするのに言えてない、もしくはつい感情的に言い返してしまった、イライラして現実逃避してしまったり、他の人に当たってしまった…というようなことがあったとしてもどうか責めないで。
ネガティブな感情は、自分のおもりになっていることに気づく第一歩だからです。
自分ではどうしても分からない、早く解決したい、という人は相談してくださいね。
続きはまた書きます^ ^
必要としているあなたに届きますように。
今日も幸せな1日を♡
北畠早紀
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?