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優しさと切なさと心強さと〜な、ヒグチアイ


以前書いた「生きるとか死ぬとか父親とか、というドラマ」の記事

その中で紹介したこのドラマの主題歌

ヒグチアイの「縁」

これをきっかけに知ったヒグチアイさん。


つい先日発表された、NETFLIXオリジナル映画「ボクたちはみんな大人になれなかった」のティザー予告動画でも、ヒグチアイの「東京にて」が起用され、話題になった(と思っている)。

この曲も大好きで仕事帰りよく聞いて、東京で働く大人になったことを実感しながら帰路につくことがよくある。この曲の話はまた別でしたい、くらい好きだし、今回優先で書きたい曲に出会ってしまったので、そちらを優先に。


「ラブソング」

この曲、好きなところが、いわゆる“恋愛系ソング“ではないところ。

このタイトルなのに。

歌詞はこんな感じ。

誰かを救ううたをかきたい
なんて言うくせに救われたことがない
流行りの歌も往年のラブソングも
他人の人生私のじゃない

わかってよ私の思っていること
わかってる分かる人なんていないこと

誰も救えないこんなうたでも
あなたのためになるとするなら
友達家族もう会えない恋人
思い出すことは想うことだよ
記憶の中であなたは決して1人じゃない
愛されていたんだよ

誰かを救ううたをかきたい
なんて言うくせに救われたことがない
すぐに悩みを話す人が羨ましい
そのたび強く思うわかられてたまるか

静かな夜はこわくなるんだ
このまま1人っきりだったらどうしよう

狭いアパートいつもの顔ぶれ
話尽きずに朝焼け見たこと
思い出せるようにもう忘れないように
ここに今書き残すよ
今もどこかであなたを思い出す人がいる 大丈夫

誰も救えないこんなうたでも
あなたを想うそのためだけに
生まれてきたのもう忘れはしないよ
ずっとそばにいなくても
記憶の中のあなたは決して1人じゃない
愛されていたんだよ

誰かを救ううたをかきたい
なんて言うくせに救われてばっかなんだな

記憶の中のわたしは決して1人じゃない
愛されていたんだね

不思議なもので“ラブソング“=恋愛ソングと、頭は勝手に考えてしまいがちですが、
この曲は愛のうたなんですよね、、、

あなたは今1人に感じて寂しくなってても、
思い出してみてよ、たくさんの人と関わって、
沢山の思い出があるじゃない、
思い出すことが、想うことになるんだって。

“思う“と“想う“の違いをちゃんと分かっていて、丁寧に言葉を選べる人って素敵だよな、、

よく過去は振り返るな!系の話をする人がいるが、過去は全然振り返っていいものだと思っている。というか定期的に思い返してあげることが、ここで言う想うことだし、過去の自分がしたこと、出会ったもので今の自分は成り立っているんだから、過去の自分、関わってくれた人に感謝しかないんだよ!

正しくは、過去の自分に感謝しかないよ!って言えるように、今を頑張って生きることが大事なんだけどな、、、

このうたで、救われる人がどれだけいるだろうか。
今のコロナ禍で、会いたいのに会えてない人が沢山いる。
そんな人たちにぜひ聞いてほしい。
あなたが誰かを思い出すことで、
その人が1人じゃなくなる。
そこが暖かくなって、気づいたら自分も1人じゃないことに気付く気がする。

あれ、これが愛か。

(愛って素敵だっーーーーーーーーー!)

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