趣味のものづくりを趣味以上の仕事にするために、最初に心得ておくべき6つのこと
こんにちは、早です。
前回の前書きはnoteのおすすめに載せてもらい、多くの方に読んでいただけたようです。マニアックな仕事の話なのに興味を持ってもらえることに驚きました。
私が何者なのか知りたい方はどうぞこちらの前書きからお読みくださいませ。(無料です)→洋裁経験0だった私がすべて独学でドレスデザイナーとして独立し、1着20万円のドレスを売れるようになるまでのすべて。の前書き。
さていよいよ今回から本題に入っていきます。
私がドレスデザイナーとして独立してひとりでドレスを売って生きていけるようになるまでに、考えたことややってきたことを、これから個人クリエイターとしてものづくりで稼いでいきたい!という気持ちを持っている方のなるべく役に立つよう、書いていきたいと思います。
こちらは有料のマガジンに不定期で配信していく予定で、マガジン購入者は読み放題です。記事単品でも買えます。
ちなみに有料にしているのは、別に秘密にしたいとか自分が稼ぎたいからケチってるとかそういうわけではないです。
社交ダンスドレスという商品は生活必需品ではないから、ある種、夢を売る仕事なんですね。ドレスを通してその人の夢を形にするのが、私の仕事です。
その製作の裏話を、ものづくりに対して真剣ではないやたらな人に読まれて何かのきっかけで広まってお客さんまで届くと、私の見せる夢を信じて買ってくれた人たちをがっかりさせてしまうことになるかもしれないから、それは嫌だなぁと思うのです。
ということで本気でものづくりを仕事にしたい、という人だけに、お金はお支払いいただきますが、その分私の経験を惜しみなくシェアしたいと思います。
前置きが長くなりました。最初は個人のクリエイターが「仕事」としてものづくりに取り組むときの心構えについて。
【この記事の目次】
個人クリエイターが趣味のものづくりを趣味以上の仕事にするために覚えておくべき6つのこと
1. 作りたいものを作ってはいけない。
2. クリエイターが作りたいものと一般の人の欲しいものにはズレがある。
3. 自分が本当に欲しいものを作る。
4. 数が少なくても、本当に響く人にはちゃんと届く。
5. 消費者の目で評価して、製作者の目で観察する。
6. モノの価値はどれだけその人を幸せな気持ちにできるかで決まる。
作りたいものを、作ってはいけない。
何かを作ることって楽しいですよね。noteにいるような方はきっと多かれ少なかれ、「何かを生み出す」ことに喜びを感じる度合いが強い方たちではないかと思います。
私もその一人で、小さい頃から何か素敵なものを見ると「これを何とか自分で作るにはどうすればいいか?」というのをすぐに考える子供でした。ゆっくり鑑賞して楽しむよりも、自分でやってみたい!となるタイプだったんです。
それで興味の赴くままにいろんなものを作ってみました。手芸や編み物はもちろん、文章やイラストを描くこと、作曲、創作ダンス、舞台製作、家具のDIYまで、何でもやってみました。
でも、やっている時はとっても楽しかったのですが、それらは仕事になるほどのものには何一つとしてなりませんでした。
仕事になったドレス作りとそれらの趣味のものたちは、いったい何が違ったのでしょうか。
たのしいものを作ります