きみはだれかのどうでもいい人


伊藤朱里さんの「きみはだれかのどうでもいい人」を読んだ。

まず題名に惹かれた。
なぜなら…、多分こんな理由だ。

私は私。人の目なんて気にせずに生きる、
と強く思いながら、
結局は人の目を気にしてしまう自分に少し疲れている。
だから私は誰かのどうでもいい人でありたいし、
自分の人生の主役も責任を取るのも自分だから
周りの人をどうでもいいって思えたら楽になる。
この本の題名を見てそんな風に感じたんだろう。


本を読み進めていくうちに、
一切飽きることなくむしろ一種の興奮状態のなかで読み切った。


なぜなら、登場人物が私の人生に既に存在する人たちだったから。
しかも自分かと思うような人も居たからなおさらだ。


簡単に人をカテゴライズする人は嫌いだけど、
この本を読み進める中でそうせずにはいられなかった。

仕事のできるあの人はこんな風に考えてるのか
こういう気持ちがあるからああいう行動をとるのか
と、この本を通して他人の考えを知るような気持ちになった。

それくらいリアルだった。
全てが当てはまるわけでは決して無いと思うけど。


こんなに小説を読んでゾクゾクしたのは久しぶりだった。
現実に重なる部分があるからある意味怖かったけど、とても面白かった。


伊藤朱里さんの本を他にも読んでみたくなった。


今日はこの辺で!

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