冬至なので、柚子と土星に感謝!
最近、本当に寒くなりました。
毎年このくらいの時期になると、体感温度が急激に下がる気がします、
気温は日々少しずつ下がっているはずなのに……
先日、知人から柚子をたくさんいただいて、
柚子湯には入ったんですが、
まだまだあるので、柚子茶でも入れて温まろうかな、と思ってます。
明日12月22日は冬至です。
冬至は一年で一番昼が短くなり、
この日を境にまた陰と陽のバランスが変わっていくのですが、
占星術的に言えば、太陽が山羊座に入った瞬間が冬至です。
今年は12月22日の午前6時48分頃。
山羊座は土星をルールしています。
守護星とも言います。
コツコツ堅実に積み重ねてきたものを武器に、
揺るぎない地盤を築いて自己実現していく、
そんな強さを表しているのが土星です。
実際、山羊座の人や山羊座の強い人は、
社会や自分の中のルールに厳しく、デキる人が多いという感じがします。
山羊座の強い人、というのはホロスコープの中で山羊座に惑星が集中していたり、
特異なポイントが山羊座にあったりする人です。
なので実際に太陽が山羊座になくても、山羊座色の強い人はいます。
話は急に変わりますが、
太陽系で二番目に大きいのが木星です。
木星は『太陽になり損ねた惑星』とも言われていて、
もし、太陽系形成初期に木星が今よりも大きく成長していたなら太陽のようになっていたかもしれない、
というんです。
ひょっとしたら、二つの太陽が存在していたかもしれない、
あるいは木星と太陽が合体して今よりもっと大きな太陽になっていたのかも、
これはあくまで仮説なのですが、
太陽系形成初期に木星が徐々に太陽に向かって大移動をしていた時期があったそうで、
木星が移動する際、その強い重力の影響で、惑星を形成するための小惑星たちを弾き飛ばし、結果、火星がそれ以上成長することができなくなって、今のサイズに収まった、そうな……
本当だったら地球のような星になっていてもおかしくなかったそうです。
火星の成長を妨げた木星の暴走は、その後、地球の圏内まで進攻しようとしていましたが、そこに現れたのが土星です。
土星も同時期に、木星の後を追うように移動を始めていました。
木星と土星は公転周期が違いますが、何週かに一度、周期が重なる時期があって、
(今で言うと20年に一度、土星と木星が重なるグレートコンジャンクションという現象がそうです。)
二つの巨大な星の周期が重なり強力な重力が発生して、木星の軌道が修正され外側に向って移動し始めました。
なので、地球を形成する予定の小惑星帯は弾き飛ばされずに済み、今の地球ができあがった、というのです。
まあ仮説にすぎないんですが、
それを聞いた時、
「やっぱ土星さん頼りになるわ」
と思ったわけです。
質量的に言っても、木星の暴走を止められるのは土星だけで、
ここぞという時にしっかりと役目を果たしてくれる土星がとっても頼もしく、かっこよく思えたのでした。
土星には枠組みとか骨格とか規律、という意味もあります。
外側の大枠を守っているのが土星さんです。
個人が社会とどう向き合っていくのか、
どう生きるべきなのか、
ということを土星は教えてくれます。
マドモアゼル愛先生のオンラインセミナーを受けたとき、
「土星は人生の着地点」
とおっしゃっているのを聞いて、とても感慨深かったです。
土星の目的を果たした時、
人は人生で自分のやるべきことをやった、という深い安堵感を感じられる。
土星は人生の枠組みでもあり、
体の部位でいうと、骨格や皮膚を表します。
それがなければ、個として成り立たないし、
外に対して主張することも、防衛することもできない。
心理占星術では、自分のコンプレックスを表す天体だといわれています。
確かに、土星には自分を守ったり、縮小させたり、枠組みをぐいぐい絞めていくイメージもありますが、
でもそうやって圧をかけるからこそ、その中で自分の意志や人生に対しての情熱が育っていくのかな、と感じます。
自分の枠組みを広げてゆけるのは、内側からの力です。
わたし的には、
ホロスコープの土星の位置は、自分が絶対に叶えたいこと、実現させたいこと、どうしてもこだわってしまうもの、なんかを示しているように思います。
それを実現化させていくのが太陽の自分であり、
夢や希望を膨らませて拡大させていくのが木星です。
土星の一個手前にあり、
その強固な枠組みをぐいぐいと広げてゆくパワーを持つのも木星です。
太陽系の惑星たちは、ただただ太陽の周りをぐるぐる回っているわけじゃありません、
すべての星には質量があって重力があります。
太陽も含め惑星たちがお互いに引っ張り合い、影響し合って、今のこの状態を保っているわけです。
太陽だって地球に引っ張られている。
実際は太陽系自体、ものすごく複雑な動きをしながら、なおかつ銀河の中をすごいスピードでまわっているわけです、
わたしたちは、絶妙で奇跡的なバランスの中で生きているんだな、と感じます。
実際の星々がそうであるように、個人のホロスコープの中でも、いろんな星たちが影響し合い、人生を色どっているように思えて仕方ありません。
冬至を明日に控え、
土星に感謝!
という気持ちで書いてみました。
今回もお付き合いくださり、ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?