それは本当に好きなのか

最近ふと良く思う。
今ポチッとしたものが本当に自分の好きなものか。
それって実はそんなに欲しくないよね?
そう言えば、たまたま見た雑誌で見たあれ。
TVで放送された買うべき〇〇!
頼んでもないのに提案してくるあなたへのオススメ
他の人はこんなものを買っています……?……!
 なんだかずっとモヤモヤしていた気持ち。
欲しいと思わされて手にしたものに溢れている。
本当はそんなの要らないよ。
あなたにとっての価値と私にとっての価値は違う。

あのワンピースじゃなくちゃ
あの器で食べなくちゃ
30代にオススメの色
女性だからこそ試したい
なんかどんな言葉もしっくりこない。
好きな色を着させてください。
好きな器は自分で決めます。
私はそのワンピースよりこのパンツが良いです。

こんなことを感じるのは自分だけでしょうか…
自分の好きなものは自分で選んでいる“つもり”
になっていたのかもしれない。

昨年会社を休職している間に色々変化があった。
甥っ子が生まれたこと。
祖父母の認知症が進行したこと。
それで何となく
人は産まれてからたくさんの経験をして
たくさんの人と出会って
たくさんの物を欲しくなって
最後には忘れてみんな置いて行ってしまうんだなー
そうだとしたら自分にとって欲しいものなんて、
本当はほとんどないんじゃないかな。
どうしてそれが欲しいのか。
なくても幸せなのに。
あっ、私は幸せなんだ。
これでじゃなくて、
これが幸せなんだ。

そんなことを思う金曜日。



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