美人はなぜ余るのか ④合コン哀歌

B「合コンにおいて、幹事が1番可愛い子であるという現象は何度も見てきた。まあ、あれは女の子界の見えない掟を感じた。」

A「結局は、可愛い女の子は、そうとうな器用さや要領の良さがないと、女の子界の中でやっていけない。ぶっちゃけ、どう思う?幹事の子が1番可愛い合コンって、男として寒くないの?」

B「いや、男として単純に可愛い子がいれば良いから。ただ、合コンに参加する時は、先に幹事の子が可愛いかは確かめたいよね。その子以上に可愛い子が来ない訳だから、幹事がブスだったら最悪だよね。」

A「ただ、この会話は女の子の間ではできないんだ。彼氏探しに殺気だってる中で、みんな可愛い子は誘わないという暗黙の掟を遂行しながら、絶対口には出さない。出したら女として負けを認めるようなもの。だから一切言わないで、みんな可愛い子を誘いから省いていく。可愛くても省かれない器用さや要領の良さが私には無かった。」

B「でも、そんなに合コンだけに活路を見いださなくても良いんじゃないの??結局のところ、お前は美人とて生きてきたんだろ?総合商社の奴等とか、合コンは遊び相手見つけるだけに利用してるぜ。」

A「合コンは集団面接みたいなもの。個人面談に進んだ時に、もっと詳しく相手を判断する。濃厚接触なしの個人面談にすることがポイント。ただ、私は合コンに疲れた。合コンそのものというより、女の戦いに。」

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