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life itself.

その場所からずっと動けへん友達がおって、
同じとこで、ずっとしゃがんだまま、うずくまって、泣いてる。
そんな友達とラインしてて、でも私が持ってる言葉、投げかける言葉が意味を持ったまま、
その子に届く訳もなくて。危うく自分も引っ張られそうになる。
その子は、しきりに母親からまっすぐ愛されたかったって言う。過去に自分が違う形でもらった愛情を受け入れられずに、今も苦しんでて。
その経験を自分もしてるから、共感できる半分、「黙れ」って思ってしまうのは本音。
私は、強くないから、引っ張られる感覚が怖くて。
嫌な思い出が自分の心に強く残ってるのって、記憶として何度でも思い出してしまうから。
暗記と同じで、反復するから記憶に刻まれる。忘れるためには「思い出さない、考えない」が大事で。
でもその子から、母親の話をされる度に、私も意識的に思い出してしまうから、引っ張られて怖い。まだ、そこまで強くない。
彼女に言えるのは、母親から離れて、規則正しい生活をして、自分で自分の足で立つための努力をしろって事くらい。弱ってるその子には言えへんけど。そう思ってる、厳しいかな?ごめん。
私は早めに母親から離れて、自分で生活してるから、日常生活で母親の愛が欲しかったなんてもう、あんまり思わん。
誕生日とか、ふとした瞬間にフラッシュバックしてどうしようもない時はあるけど。
過去にすがりついて何もかもそのことのせいにして逃げたいときとか、ね。
自分が辛いとき、死にたいときに自分を、闇から守れるのは自分だけで、自分を導くことができるのも自分だけって知ってる。
誰かに助けを求めるっていう手段を取るのも自分やから。

私にはそんな時に助けてって言える誰かは今のところおらんし、誰かに出したHELPが届かんくて落ち込むことを知ってるから、自分の中で乗り越えるようにしてる。
具体的には、そんなとき用のプレイリストがあって、その曲、1曲1曲が私を抱きしめ、共感し、光のあるところまで導いてくれる。
あとはなるべく自分の中に、たくさんの考え方を蓄積するようにしてる。
脳や、体について、人間の性質、心理、健康、ホルモンバランス、遺伝子とか、そういう根本的なところや、哲学的なもの、先人たちの知恵とか、いろんな人の言葉や知識を平常なときにちょっとずつ蓄えて行ってる。
それでもどうしようもない時は過ごす、時間をただ消費する。
心には逆らえないことを知っているから、感情まるっと感じ尽くす。
最終的には良質なタンパク質とビタミンを採っておけば、割となんとかなると思ってる笑

でも、本間に今思うのは、音楽を聞くこと、映画を見ること、本を読むことが好きな自分でよかったなぁって。それに尽きる。
私が生きてこの目で見たいのは、彼らが生き、その目で見てきた世界やから。
彼らが感じ、触れたその世界が知りたい、みたい、生きてみたい。文章にしたらきしょいな。
まだまだ足りひんくて、MIssing Missing Missing やから。
私を導き、生かす、その人たちが残した、クソみたいな世界、汚い世界、間違った世界、醜い世界、残酷な世界、それでもそれでも、諦めれないほどに美しい美しくてやまない世界を私はまだ知らないから。私は、まだ生きなくちゃと思う。それだけで生きてく価値はある。
そうやって、乗り越えて今ここに生きてる。

私にとっての音楽、映画、本がそうであるように、友達にとって、生きたいと思える何かが早く見つかるように、今はただ見守ろうと思う。
なんて、冷たい友達なんやろなー。

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