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カンパニーメンバーという考え方

松浦弥太郎さんの「仕事のためのセンス入門」を読んで。


経営者にとって何より大切なものは、一歩先を歩き、世の中に遅れを取らないこと。経営者として知っておくべき情報は、未知数にありカバーするのが難しいジャンルは、その分野の専門家に話をきく。
教えてくれるブレーンを増やし、自分のインプットを増やすこと。

弥太郎さんは自分もブレーンが必要だし、誰かのブレーンになりたいと考えた。今の時代は「give-and-take」ではなく「give-and-give」の時代だと。
この関係は必要な時にやりとりするだけではなく、生涯にわたっての人間関係に近い。
必要な時だけ連絡を取るのでもなく、お金が発生するのでもない。
いつでも軽く相談に乗ってもらえる専門的な知識をもっているブレーンを意識的に作っていく。

弥太郎さんは遺伝子医療の専門医とブレーンの関係になっている。
その作り方。
最初は患者として面会し、医者である彼にとって必要なことや今知りたいことは何かを考える。
世間話の中で、アートが好きだな、車が好きだな、ということが分かってきたら、自分が提供できる話をするように心がける。
最近話題になった展覧会の感想や、スポーツ選手の近況など。
次の面会時には、そのジャンルの話題を用意していく。
お金を払っているクライアントなのだから、自分が質問を受けていればいい。とは思わず、先生が聞きたい情報を聞かせてあげたいと思うこと。
このようなやりとりが続くと、自然とこちらが何かを聞いても教えてくれ、面会の約束をしていなくても、やりとりができるようになる。

私はブレーンの存在もないし、メンターもいない。
作り方も分からへんかった。
でもメンターやブレーンがいることで、自分の世界が変わるということは
簡単に想像できる。
ブレーンを作るには、自分に何かの専門性がないといけない。
そのためには、弥太郎さんみたいに情報収集を習慣化すること。

正しい情報をどれだけ集められるかがブレーンになるために大事な要素。
毎日1時間。1時間半でなく1時間を情報収集の時間に充てる。
①新聞の関心のあるジャンル(金融、販売サービス、ファッション、アートなど)を毎日読むだけでなく、気になる記事を切り取る。
切り抜いた記事を日付を記してジャンルごとに袋に入れていく。
②週末にそれを全部見返し、必要なものだけをピックアップ。
その記事のタイトルと要点をノートに書きとる
※徹底的に手でノートに書くことが重要。パソコンのコピー&ペーストではダメ

こうすることで自分のノートが出来上がり、
各ジャンルの一週間分の事柄の推移が見えてくる。
その後の自分なりの仮説を立てられるようになる。
ここまで出来たら弥太郎さんの習慣を身に着けたことになる。

自分が興味のあるもの。
旅行、グルメ、頑張る人。
ここを深めていける人間になる。
知りたいことにもっと貪欲になっていきたい。




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