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カッターに、自分でアイロン、かけりんよ。

私は、関東と関西の違いとか、
「この地方では、だいたい、こうですよ」
といった話を聞くのが大好きです。


いつも食べてばっかりいますが、今回は珍しく、着るものの話をしてみたいと思います。


私の通っていた公立高校の制服が、男女ともに黒っぽいブレザーでした。

このスタイルは、体温調節がしやすかったです。
ブレザーを脱いでシャツ一枚になったり、シャツとブレザーの間にセーターを着たり、冬はシャツの下にも薄物を着たりと、個人の寒さ耐性に合わせられます。

しかも、当時は珍しかったオプションで、女子もスラックスを選択できました。
冬はスカートをやめてスラックスにしたり、その下に何か穿いたりもできますね。

中学はセーラー服だったので、いつも冬は首が寒かったです。
中に着るものも限られているので、3年間みんなで文句を言いながらもそれを甘受できていたのは、若さとしか言えません。

成人して信州に来て、セーラー服の学校がほとんどないことに驚きましたが、
「あまりに寒いので過酷」
という理由であろうと結論しています。


ところで先程、シャツと書いた衣類を、私たちは皆
「カッターシャツ(略して、カッター)」
と呼んでいました。

東日本でいう
「ワイシャツ」
と同じものだそうです。

ワイシャツという単語も知っていましたが、自分たちの制服はあくまでカッターシャツでした。

ワイシャツはサラリーマンが着るもので、カッターシャツは学生の着るものだという認識でした。
(この認識でいたのは、もしかしたら三河でも私だけかもしれないです)


なんとなく、カキッとしたイメージだったので、カッターシャツはいつも文房具のカッターと結びつけていましたが、
「勝ったー」
が語源のようです。
元は、スポーツメーカーのミズノが発売したシャツの商品名だそうです。

おもしろいですね。

それで
この記事のタイトルを標準語に訳すと、
「ワイシャツに、自分でアイロンをかけなさいよ。」
です。

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