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あるものでの生活

田舎はいろいろない。

コンビニはローソンしかない。
イオンがない。
ニトリもない。

都会のキラキラした
雑貨屋、服屋、カフェがない。

23年の冬に田舎にもどって、もうすぐ1年。
なくてもいいと思えた。
ない方がいいところがあると思った。

もちろん都会のキラキラも好き。
どちらがいい、わるいではない。
どちらもいい所と、わるい所があって、
好きなところ、自分に合っている所がある。

・ないといい所。買わずに作るところ。

ないなら自分で作る。
カフェのおしゃれなパンケーキプレート、
時間をかけて作るワイン煮込み。
食べたいものは作ればいい。
より自分が好きな味。

・ないといい所。工夫して作るところ。

ニトリがないけど
手に入るものを組み合わせて収納を作る。
組み合わせでおしゃれになるようにする。

頭を使って、自分で作るのは
楽しい。
失敗して、納得がいかなくて、
次に工夫して、上達して。

最初はないことが少し嫌だった。
あれが欲しい、これが欲しい。

少しづつ、嫌が楽しみに変わる。
どう作ろう。何と何を組み合わせよう。
調べて、考える。

本を読みたいとも思うようになった。
考えて、準備して、作る。
あるものを買うより、時間がかかる。
検索で分かること以上のことが知りたくなる。
本を読むと時間を大切に使えている気がする。

都会と田舎は時間の進み方が違うというけれど、
時間の使い場所が違うのかな。

作るから時間がかかる。
時間がかかるのが当たり前だから、
焦らない。

なんでもかんでも作るわけじゃないから
大袈裟かもしれないけれど
長い目で物事を考えるようになったと思う。

ないぶん
楽しみがある。
そう思う。


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