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ことばの赤い糸展に行ってきた

今日は、「ことばの赤い糸展」に行ってきた。

この3連休開催されていた、体験型の言葉の企画展。
自分から、今の自分が出会うべき言葉に出会うような仕掛けのある場。

前後に予定があり、時間がない中だったけど、どうしても、行きたくて。
後の予定に遅れることを承知の上で、他人に迷惑をかけながら、行ってきた。

結果、行ってとてもよかった。

何をするよりも、一番ドキドキワクワクしたし、やっぱり「私は言葉が好きなんだな」と思った。




最初にこの企画を知ったのは、とあるslackのコミュニティだった。
私はほぼ見ているだけで、全く交流とかもしないのだけど。
それでも何か共通点を感じるそのコミュニティで、この企画はシェアされていた。

元々「言葉」に興味のあった私は、それを見て「なんだか気になる」という感情と、「なんかキラキラした人たちがやってる凄そうな企画だなあ」という印象だった。

でも、沢山言葉に救われてきた私としては、とっても気になって。
もやもやした夜に、今の自分に寄り添ってくれる言葉がほしいと願いながら、夜な夜なYoutubeで曲探しをする私にとって、「ことばに会いにいく」ということは、自然で、当たり前で、でもやりづらいことだった。

だからこそ、行きたいと思った。
元々、一人でも行くつもりだったけど、シェアできる誰かがいるのは幸せだな、というワクワクと、一人で行くのはドキドキする、というちょっぴりの不安を持ち合わせた結果、勇気を出して友達を誘い、OKしてくれて、その子と行くことになった。

ただ、その子がコロナで来れなくなってしまい、ちょっと悲しかったけど、体調第一だから。絶対に。
その子はゆっくり休んでもらって、私は一人で行くことになった。

そして当日。

午前は、旅先でどうしても大好きな海に入りたくて海で泳ぎ、旅先の人に沢山の話を聞かせてもらって、午後も大事な行きたいイベントがあって、時間もなくて、
「あぁ、企画展行かなくても、私は今日という日に満足するよなあ」という気持ちになっていた。
行くの辞めようかな、と思った。けれど。やっぱり、「言葉」というものに私はすごく惹かれていて。
こういう企画って中々ないから、やっぱり行くことにした。

今では、本当に行ってよかったなと思う。



企画展に行って、最初に思ったのは、スタッフの方が優しい!
2泊3日帰りだったから、大きなリュックを背負っていたのだけど、受付で預かってくれた💕
時間がないことを配慮してくれた💕
丁寧に展示の回り方を教えてくれた💕
結局、時間がない人とは思えないくらいじっくり見てしまったのだけど、とっても嬉しかったなと思います。

メイン展示、「ことばの赤い糸展」は、物語を読んで、そのシチュエーションで自分が言ってほしい言葉を2つのうち1つを選ぶ。それを何度か繰り返して、最後には、自分の運命の言葉を贈ってもらえる。というものでした。

本質とは、ずれてしまうかもしれないけれど、
最近ビジネス書やスキルアップのための本や、簡単に書けるSNSばかり読んでいた私には、心情を描いた物語を読む。ということがまず楽しかった。これからは、感情移入できるような小説を読みたいなと思った。

そして、またまた本質とはずれてしまうかもしれないけど、
AとB、私はスパッと選べたものが多くて、そしてそれを、当たり前にこっちの方が嬉しいでしょ。と思っていて。でも会場やTwitterで違う方を選んだ方がいることを目の当たりにして、「あぁ、人間の感性って多様だ」と思った。信じられないよね。
私には私の感性があるし、あの人にはあの人の感性がある。不思議だなあ。
人によって、響く言葉、言ってほしい言葉は違うんだと、可視化された経験。

と同時に、いつも相談を聞いてもらった後、とりあえず「ありがとう」と言ってしまいがちな中で、「本当はどんな言葉がほしいんだっけ?」と自分に寄り添えた経験でした。(もちろんそう言ってもらえなかったとしても愛がないわけじゃないけど)

そんなことを感じながら、私の出会えた言葉は、

自分で踊る舞台を決めて、
あなたはあなたになっていく

by ことばの赤い糸展

でした。

ふむふむ、、正直私はそのスタートラインの半歩手前くらいの位置にいて、まだスタートラインにも立てていないような、そんな感覚があって、あまり実感は湧かなかったけど、徐々に徐々に私は私になっていくのかなと思いました。
今も私なんだけどね。チューリップは芽の時も花の時もチューリップであることには変わらないように、私は私であることは変わらないけれど、だんだん熟していくような、より味わい深くなるような、そんな生き方ができればいいなと思いました。

その後、次の展示へ。
BAR MUSUBUという、今の自分の話を聞いてもらい、それを聞いたバーテンダーが私に届くべき言葉をセレクトしてくれるカフェを体験しました。

私は企画展オリジナルのドリンクを注文したのだけど、それがめちゃくちゃ!美味しかったです💕
ありがとうございました💕

そして、少し待って、前の人が終わって、私の話を聞いてもらう番になって。
最初は、「悩みはないんですけど〜今こんなことやってて〜」と話してた私も、話してるうちに、悩んでいることや抱えている不安、怖さに気づく。笑
あまり自分のことを話すことはないし、話すのは苦手だと思っているけど、しっかり丁寧に聞いてもらって話しやすかったし嬉しかったです。

話を聞いてもらって、セレクト頂いた言葉は、

出来ないこともあるだろうけど、
あなただから出来ることもあるよね。

by ことばの赤い糸展(あさみさん)

というもの。

これが、個人的には、すごく刺さりました。

「出来ないこともある」という事実を受け止めながらも、
「私だから出来ること」に焦点を当ててくれたことが、嬉しくて。

みんなが疑問を持たないところで躓いたり、
みんなが当たり前に出来るようなことが出来なくて永遠と悩んでたり、
出来るようになりたいことが理想まで出来てなかったり、
するのだけれど、
それでも「私だから出来ることもある」と考えると、なんだか泣けてきて。

そうだよね、私だから出来ることも、あるよね。

私という人間を、想いを、個性を、認めてもらった気がして、
とても嬉しい気持ちになりました。

あさみさん、お話聞いてくださった方、セレクトしてくださった方、
本当にありがとうございます♡
(叶うなら繋がってみたい!けど私はSNSほぼ動かしてない!)

最後の展示は、ゲストのエピソードトークと、おわりに、という企画展への想いを綴った言葉。

色んな言葉が、響き考えさせられたのだけど、私が特に印象に残った言葉を私のために書き残しておきます。

小さな独り旅が教えてくれた、
自分の言葉が、
未来の自分を明るく照らしうるのだという話。

僕にとっての、大切な言葉の話。
はじまりの、話。

by 小山将平さん

最初に「うまくやらない」と決める。(うまくできっこないのだから)

by 糸井重里さん(田中泰延さん)

言葉は心を超えない

by 藤田隼輔さん

そして、小山さんの話から、私にとっての、言葉の話はなんだろう。と考えさせられました。

なので、次の記事では、私にとっての言葉の話を書いてみようと思います。
ドキドキ!

帰り際に、「すごく真剣にみていらっしゃいましたが、ライターか何かされてるんですか?」と声をかけていただきました。
全くしてないです。が、とても言葉のファン(?)です。

今の仕事もそれなりに好きだけど、
やっぱり、言葉を伝えること、言葉を人に届けることに興味があって、
そういう言葉を生み出したいし届けられる人になりたいと思って、
それができたら、それはそれは満足な人生だな。と思うので、
今回noteに挑戦してみました。(他にもやりたいことあるよ)

そしてこれは、Bar MUSUBUで頂いた言葉に勇気と自信をもらって、生まれた文章でもあります。

note書きたいけど何書けばいいのか分からない、と思っていたけど、3000文字書けちゃうくらいには、とても行ってよかった展示でした。

企画された皆様、お疲れ様でした♡
今回の企画展に向けて、言葉を贈ってくださった皆様もありがとうございました♡

また次回があれば参加したいです^^

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