マグロのカブト(頭)でSDGsを語る
また、奇妙なものを仕入れてきました。保冷剤と包装にくるまっています。
中身はちと重ためです。
出てきました。マグロのカブト冷凍品です。
調理のため解凍します。ぬるま湯のお湯につけておきます。
冷凍が完了した模様です。調理のため火を強くします。魚の臭さを取るために生姜をたくさん使用します。
味付けを開始します。まずは酒をなみなみと注いでみます。砂糖と醤油、みりんも次々に加えてみます。
1時間煮込んでみました。中まで熱が加わり、味も浸透してきているようです。表面上食べるとこがないように見えますが…
肉がたくさん出てきました。目の下の肉、非常に美味しいところです。目玉の周りもプルプルして美味しかったです。がっつりと食べ応えがありました。
あっという間に平らげました。ごちそうさまでした。残った骨は埋めて肥料にしたいと思います。
マグロと言うと大トロに代表されるように腹身の肉を食べたがる人が多いと思います。しかし、マグロで食べる分はハラミだけではありません。見てきたように、頭の部分も美味しい肉がたくさん詰まっています。
普段は注目されない、捨てられがちな部分を余すことなく食べることが環境にも優しいのではないかと思います。食べる量は同じでも捨てる部分を減らすことで漁獲量を減らすことができれば、それこそ海洋資源を守ることができるでしょう。
また適正な価格で購入することで漁業者の収入になり、漁業の継続的発展になります。
普段は見逃されがちな部位。ここに注目して、持続可能な生活をしてみましょう。日本人にはもともと食べ物を無駄にしないという考え方があったはずです。これらの取り組みが今流行りのSDGsにつながると考えます。
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