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ショート×2(5)事件のつづき・・

子猫が放置されて、親を呼ぶため鳴いている。しかしその親は近くどころかあたり見回しても見つからない。

子猫は6匹。しかも周囲にカラスが複数匹集まってきた。これは一刻の猶予もないことを意味している。とりあえず保護。後のことは保護してから考える。近くの薬局でネコ赤ちゃん用の飲料を購入して飲ませる。シリンジがないのでストローで代用する。なんかピペットみたいにして飲ませることが出来た。

しかし生まれたばかりだと3時間後にはまたお腹がすく。しかも親を求めて鳴いているのは変わらない。そういえばここでネコのお世話しているアノ人。ミルボラやっていたはず。恐る恐る電話し、状況を話すと少ししてから現場に来てくれた。

これまで子猫は暑さもあって少しぐったりしている様子だったが、箱のなかに6匹の子猫を移すと子猫は箱の毛布で少し安心したようだった。気持ちよさそうにフミフミしている。

あとは親だ。あの親猫どこ行っただろう。捜索したけどいなかった。子猫は既にミルボラさんが引き上げていった。親猫は戻ってくるそぶりを見せない。既に辺りは暗くなってしまった。その日は残念ながらノラネコ食堂は閉店です。

(もう1回だけ続きます。)

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