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自転車旅行で出会った外国の方

自転車旅ではふとしたことから出会いが発生する場合があります。そしてそれが外国の方である場合もあり、身振り手振りや会話帳でやり取りしつつお互いを理解する醍醐味が自転車旅行にはあると思います。

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自分が自転車旅行のウェブサイトを立ち上げていた時、掲示板に韓国の男の子(崔くん)が頼ってきて、日本を自転車で周りたいと相談がありました。たしか2005年か06年です。中部空港で出迎えて車で名古屋まで移動した後、自転車を買いたいというので自転車屋を案内しました。

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聞けば、博多まで自転車をこいでフェリーに乗ってプサンに戻るのだと言います。その日はスーパー銭湯で宿泊して大切にしていた道路地図を渡し、今後の話をしていました。

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翌日は、愛知県北部から関が原を経由して近江八幡まで行きました。お昼にはラーメンを食べたり、日本の城が見たいというので彦根城を案内し、和菓子や抹茶を楽しんでもらいました。

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今何をしているのかは分からないのですが、精いっぱいのおもてなしはしたので、日本に対してはいい印象を持ってくれていることを願っています。

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2008年に台湾を縦断していた時のこと。高雄の高速鉄道(台湾新幹線)左営駅で自転車を輪行袋に入れて桃園駅に移動しようとしていた時のこと。自転車で同じように旅をしていた現地の女の子と今後行くところについて聞かれたりしました。写真を見せたり、会話帳を見ながらやり取りをしました。

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2018年のことです。ロシアに3回目の遠征に行ったとき、オゼルスコエに到着して、コルサコフに戻ろうとした時です。それまで雨だったのが晴天になり、急激に気温が上がりました。熱中症で軽く脱水症状になってしまい、日陰で回復するのを待ちましたがどうにもならず、途方に暮れていました。

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トラックの運転手が下りてきて、コルサコフに戻るから乗って行けと言っていただき、荷台に自転車を持ちあげると助手席に乗り、コルサコフまで戻りました。家でコーヒーを飲んでいけと言われ、状況が分からないまま自宅に招待されました。

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奥さんと小さい女の子からコーヒーやとれたて野菜、パンをご馳走になりました。紙幣でお支払いしようとしましたが、受け取ってもらえなかったので、感謝するしかありませんでした。

総括になりますが、自転車の旅ではなければ発生しなかった出会いであると思います。日本を理解してもらえることは大切なことであり、自転車を道具に民間国際交流をこれからもできたらと考えています。

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