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魚の可食部からフードロスを考える

これまで料理を作る記事ばかりでした。今日は出来たものを食べ尽します。
最近SDGsが流行になっていて、行動するためのお題目になっています。今回は購入したみだしの食品を食べ尽くすことでフードロスについて考えます。

愛知県大府市げんきの郷です。休日になると家族連れが買い物に来ます。農産物の直売を始め店が多く立ち並び、移動キッチンや広場があります。JRや名鉄の駅から遠いため、車で来る人が大半です。駐車場はそれなりにありますが、やはり駐車の順番を待っている車も多いです。

美味しそうな漬物が並びます。建物内にも近隣農家が収穫した野菜や畜産物、加工品を販売しています。

野菜や果物の苗が販売されています。家庭農園で植え付ける苗もここで購入します。

移動キッチンカーもあり、ひるどきには食べ物を買ってテント下で食べている人も多いです。

隣のあいち健康の森公園は非常に広く、遊具や運動場、芝生広場があります。

さかなが食べたい気分です。げんきの郷にある魚太郎で買い物をします。知多の海で獲れた魚をひらきにして干してあります。魚もクロダイを始めいろいろあり、店の人が下ごしらえしてくれる(内臓を取り除くとか)こともあります。

購入したものはマグロのアラです。頭の部分を煮つけしたもので、普段であれば捨てられることも多い部位です。しかし、マグロの頭の部分結構食べれるところが存在します。居酒屋によってはマグロの兜焼きが名物料理として登場するところもあります。

マグロの兜です。お皿一杯の大きさです。目の周りに柔らかい部分があります。また煮つけたり、オーブンでしっかり焼くと目玉も食べれるようになります。

すこし取り出してみました。白い部分はコラーゲンがたっぷりあります。骨で少し隠れていますが、背中や頬にも肉がごっそりととれる場所があります。

綺麗に食べてほぼ骨だけになりました。

かまの部分はそれこそ肉がたくさんついているところです。

こんなにもたくさんのマグロ肉が取れました。しっかりいただきます。こちらも美味しく食べて、嵩を相当へらしました。

マグロの兜左右ともありましたが、がっつり食べてお腹いっぱい以上になりました。一人で食べるには少し量が多いです。可食部を食べ尽くして骨だけになった結果、捨てる部分が大幅に減りました。当初発泡スチロールのトレーに載せてあった量から見ると大幅に嵩を減らしたのが分かるかと思います。(食べた後の写真もたくさん撮っていたのですが、見たところで面白くなく消しました。)

残った骨の部分は細かくしてから洗い流して自宅の庭に埋めました。自然分解して肥料になればいいと思います。

SDGs(継続的な発展)の中には「海の豊かさを守ろう」という目標があります。それを題目に漁獲量を減らして生物資源を温存しましょうという世界的な流れがあります。
マグロなどを養殖することで代替食糧を確保し天然資源を守る方法があります。代替肉を開発してそれを食べることもあるでしょう。
一方で獲ったものを捨てることなく全ての部位を余すことなく使う(=食べ尽くす)ということも重要だと思います。廃棄する量を減らすことで自然と収穫する量も減らすことができるでしょう。フードロスを少なくするために食べれる部分はしっかり食べ尽くす。つまり可食部を拡大することもSDGsにつながると考えます。



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