朝日杯に行ってきた！②
前回の記事の続きです。
興奮が続いてますがご容赦ください。
会場到着！
大盤解説会場は、対局が行われている有楽町朝日ホールのすぐ側。
席につき、ステージの近さに緊張で凍る。
すると時間ぴったりで聞き手の安食女流二段、解説の”モテミツ”ことイケボ康光先生が登場。
めっっっっっちゃ近い！！！！
手を伸ばしたら届きそうな距離にレジェンド棋士がいると思うとゾワゾワした。（大人なので手は伸ばさない）
康光先生はとにかく全能神って感じだった。会社でいうと優しい部長クラス。常にニコニコ笑顔で棋士さんのフォローもバッチリ。とにかく良いオーラを纏っていて癒された・・・。
安食さんからは神秘的な若さを感じる（年齢調べて二度びっくり）。
棋士の先生たちが矢継ぎ早に話すのに対し、天然を感じさせるおっとりとした可愛いらしさ。このメリハリがたまらない。
解説を思う存分満喫していたところ、準決勝・藤井VS糸谷戦が終了。朝日杯の良いところは、対局者が大盤解説会に来て自局解説もしてくれるところ！
もうすぐやってくる。ワクワク。
藤井さん＆糸谷さん降臨
目の前にお二人が・・・。しばし眼福。とにかく近い！！！！！
藤井さんが人間として存在していることに感謝する時間。
そして足元がいつものスニーカーなのを確認して、ちょっとは良い履き物にしなよと藤井母と化す私（誰もが通る道）。
そしてサントリー東西戦では豆粒だった糸谷先生こと生ダニー！！！！！！
黄色い声援が出そうになったが、ギリギリのところで我慢。
相変わらずお話がお上手。ダニーのポッドキャスト、あったら聞きたい。
そして、もう一方の対局：永瀬VS西田戦がなかなか終わらない。
みんなでモニター見てる姿、萌え。
永瀬さん＆西田さん降臨
とても楽しげだった3人の時間は終了。もう一方の対局がようやく終わり（昼休み出るタイミングを完全にミスったと思ったとか思わなかったとか・・・）対局者がやってくる。あの王座戦の永瀬先生に会える！！！と目がハートになっていたに違いない。
印象に残っているのは西田さんのクリンクリンとしたヘアースタイル（可愛さしか感じない）、永瀬さんの歩くスピードがめっちゃ早かったこと（次の対局、藤井戦を見据えてる感じ）。隠していない闘志がバシバシ伝わってきました。このLIVE感、プライスレス。
羽生会長登場！
決勝戦が始まってからは、準決勝敗退の糸谷＆西田解説という時間もあり豪華だった。そして会場が湧いたのが羽生会長登場のシーン。
いやー、達人戦でもお二人拝見したけどさ、会長・前会長が並んで大盤解説ってめちゃめちゃレアじゃないか！
そしてこの二人をして、解説が外れていく対局者の研究の深さ・・・。
途中、康光先生が「お言葉ですけど」と羽生先生にアタックするも、会長スルーで笑った。会場を沸かすテクをも自在に操るW会長たまらん。
康光先生の解説はとにかく面白かったのだけれど、前半の方でどなたかが（ド忘れ）どんどん駒をとっていく様を「この方はお部屋の掃除が行き届いてそうですね」と言っててツボでした。棋風や駒捌きを実生活に例えるの大好物。
大本命：藤井＆永瀬コンビが登場！
決勝戦は手に汗握る展開が続くも、終わってみれば永瀬さんの快勝！
永瀬ファンは思ったはず。
とても悔しそうだった王座戦のリベンジ、ようやく果たせたね！おめでとう！と。
王座戦で沼った私としては、その二人が再度対局し、リベンジを果たした現場に立ち会えて本当に本当に感無量。
後の動画で永瀬先生仰ってたけど、
王座戦後、「出し切って」無理な努力の反動で辛かったこと、明日が来るという前提での努力に切り替えたことで、違う景色に到達したと仰っていて、棋士同士が刺激し合いながら登り詰める様は本当に美しいと思った。そこには不純物が一切存在しない素晴らしい世界。はぁー将棋って奥深い・・・
全身で将棋のシャワーを浴びて整った状態で会場を後にした。
（興奮しすぎて知恵熱でてしばらく体調不良だったところまでがセット）
最後に二人の笑顔を置いておきます。
以前何かのインタビューで藤井竜王名人は「勝った時より負けた時の方が気持ちのコントロール大変で・・・」と仰っていたと記憶しているが、この時は開口一番笑顔で「途中で残り時間が39分（永瀬）対 1分（藤井）みたいな状況になってですね・・・」と笑いをとる余裕。こちらも成長されていて眩しいよ、、、
（ちなみに正確には38分。あの藤井竜王名人が時間誤るはずないので、確実に1分盛ってるところもツボ）
長文失礼しました。
とにかく朝日杯、全身で満喫してきた。
出場された棋士の方々、解説・聞き手の方々、主催者の方々、本当に貴重な体験をありがとうございました。来年も行けたらいいなぁ。
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