Webライティングの小ワザ|メリット記載時の法則3選[#038]
いらっしゃいませ!
50代のライター生活へようこそ!マスターのサケサカです。
Webライターが記事を書く際は、基本的なものから応用編まで、実にさまざまなテクニックを駆使する必要があるのはご存知でしょう。
その中でも今日は、ちょっとした小ワザ的Webライティングスキルとして、メリットとデメリットを記載する際に使えるサケサカなりの3つの法則をご紹介します。
読者は疑り深い
Webライティングを語る上でよく語られるコトに、『3つのNOT』と呼ばれるモノがあります。
ブログなどの記事を書く場合、基本的に読者は『読まない、信じない、行動しない』と思っておくべきだ、という話ですね。
商品やサービスを紹介する記事の場合、『メリット・デメリット』を記載することはよくあると思いますが、この時に考えなければいけないのが特に『信じない』という部分です。
読者は疑り深いものだと覚悟を決めライティングを行わなければ、ほんとうに『売れる』記事を書くことはできません。
これは、疑り深い読者にその商品なりサービスなりを訴求する場合、いいことばかり書いていては信用してくれないというコトです。
『この商品(サービス)の良いところを知ってもらって、ぜひ買ってもらいたい』という想いが強すぎると、メリットばかりを強調して書きがちですが、それでは読者はかえって疑いを強くしてしまいます。
メリット(良いところ)も書くけれど、適度にデメリット(悪いところ)も書くというバランスが、かえってその記事の信憑性をあげ、読者の懐疑心をやわらげるコトになるのです。
しっかりと『メリット』『デメリット』を項目わけして説明するなり、いいことばかりを書いた後に『ただし~~の場合はおすすめしません』や、『◯◯といったデメリットもあります』としっかりとマイナス面も書いたほうが、読者は安心してその商品を購入しやすくなります。
ネガティブ訴求を強くしすぎない
デメリットもしっかりと記載する、とはいっても、メリットとのバランスも重要です。
時折マイナス面を前面に出した、ネガティブ訴求の記事というのも見かけます。
しかし、それがあまりに強すぎると、『結局この商品はよくないんだな』と読者に判断されることになり、記事自体を最後まで読んでさえもらえない場合もあるでしょう。
デメリットを書いたら、それを解消する方法を提示したり、『◯◯ならだめだが△△なら良い』といったように代替え案を提示したりするなど、ネガティブ訴求だけで終わらせない配慮は必要です。
人の悪口ばかりいう人が信用されないように、デメリットばかりを書き連ねる記事も読者に好印象を残すことはできません。
6:4や7:3程度にデメリットの割合を減らすなり、デメリットにはフォローを入れるなりして、しっかりとメリットを中心としたポジティブな訴求となるよう心がけましょう。
最後の印象を大切にしよう
メリットとデメリットのバランスを取るというコトは、最終的にデメリットよりもメリットを印象づけて、その商品やサービスを選んでもらいたいからに他なりません。
そのためには、記載する順番も大切になってきます。
人は最後に感じた印象を、強く心に刻みつけるものです。
例えば、『美味しいけど高い店』と『高いけど美味しい店』では、どちらの方に行ってみたいと思いますか?
多くの人が後者の『高いけど美味しい店』と答えるのではないでしょうか。
これは、前者では『高い』というマイナスイメージが先行し、後者では『美味しい』というプラスイメージが印象に残るからです。
このように、記事を書く場合でも読者の印象に残したい訴求は、後に記載したほうがより強い効果を発揮します。
一般に『メリット・デメリット』と呼ばれるため、『メリット→デメリット』の順番で構成立てするコトが多くなりがちですが、実際には『デメリット→メリット』の順で記載したほうが、メリットをより印象づけるコトにつながるのです。
デメリットをしっかりと記載した後、それでも『デメリットを補って余りあるメリットがある』という訴求方法をとったほうが、間違いなく読者にとって好印象の記事を書くコトができます。
まとめ
ブログ記事などで『メリット・デメリット』を記載する際の3法則をご紹介しました。
まとめるならば
・メリットばかりではなくしっかりデメリットも書き、読者の信頼を得る
・デメリットを強く書きすぎネガティブ訴求にならないよう、フォローを忘れない
・人は後に読んだほうが印象に残りやすいので、メリットを後に書く
どれもこれも、言われてみれば『なるほど』と思う話ばかりだとは思いますが、なんとなしに記事を書いているだけでは、案外忘れがちになってしまう法則です。
特に商品やサービス紹介の記事、レビュー記事などの場合は、ぜひともこうしたコトを意識して、読者の心にポジティブ感情を呼び起こす記事を書いてみてください。
では、また明日!
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