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2023.4.29 射水らくごの日 立川志の輔独演会 (富山旅行2日目)

会場に入ったとたんに、会場全体の熱量の高さに驚いた。
声を出している人が多かったわけじゃなくて、お客さんの期待の気迫が会場全体に満ちていて、これは東京界隈ではない空気感だなあ。この圧倒的な熱量の中、志の輔さんはどんな落語をするんだろう…。
東京界隈では5分前のベルがなっても着席してない場面を多々見かけるんだけど、かなり早めに着席されている方が多かった。私は15分前に会場の中に入ったんだけど、ほぼ満席…。
まさに、志の輔さんの登場をいまかいまかと待ち構えている…。


若鶴~♪黒の幟もかっこいい!
市長からもお花♪
ぬ-43
眺めは良き~♪

※新湊弁で文章化できないため標準語に翻訳してお伝えいたします(;・∀・)

●開口一番
#立川志の大  さん

●一席目 立川志の輔「たけのこ」(若草色の長着と羽織)

※枕・順不同(;・∀・)

射水のらくごの日の独演会は今年で28年目。28回目にして初めて前の日にきて宿泊しました。
新湊のホテルが新しくなって、第一イン新湊になって、泊ってみられってことで、泊ってみたけれど、いいホテルでした。ホテルはクロスベイ新湊に繋がっていて、今日はそこから10時位に会場まで歩いてきましたが、誰にも会いませんでした。みんな引越してしまったのかと思ったがー。

浜作で久しぶりにご飯を食べましたと、浜作というお店のエピソードも披露(*'▽')

新湊に親類が来る時には勧めなさい。いいホテルだったってお礼言われるよ。新湊に住んどるもんは、泊らないでしょう?
確かに、地元の人は地元のホテルには泊まりませんわな。
続けて志の輔さんリッツカールトンの大阪、広島、名古屋には泊ったことあるがや、東京の六本木のは泊まったことないがーと。取材で初めて中に入ってリッツカールトン東京というのはこういうところなんだと知ったそうです。
っていうか、志の輔さんクラスになると宿泊先はリッツカールトンなのねーあそこ最低でも1泊4万クラスでしょ…凄いわー流石だわーってホテルのクラスで感心してしまいました。
1泊5400円で富山に来ているチープな旅人とは世界ちゃうわ。

志の輔さんが東京に出てこられた当初は富山出身であることも隠さねば…って思っていたけれど、どんなに東京が長くなって心の奥にある「新湊スピリッツ」というのはなくならなかったと…。新湊で新湊弁で喋るのは面白いからとかじゃなくて、あんたらに標準語喋る必要ないちゃーって...

そして、そこでも思った、月曜日に中野サンプラザで富山の思い出エピソードを語る時にちょっと富山弁がでたけれど、あれはかなり標準語に近い富山弁だったわねーって。
東京でガチの新湊弁で喋られたら…6割くらい脱落するんじゃないかな(;・∀・)

万葉線の声の車掌をやってて、今度観光船のアナウンスとちょっとその界隈の散策スポットなんかを喋ってくれって言われて、ええちゃ言うて、楽屋で船のアナウンス録音してました。加能越鉄道アナウンフスはボランティアやろ?まあそうやがー…じゃあ!!っていうやりとりがあったとか。
でも、志の輔さんは故郷の集客の役に立てばええ…それでええ…ってめちゃ満足そう。

確かに志の輔さんのアナウンスだ、地元独演会だわでほいほいほい釣られておりますし、釣られてきて、なーんだーじゃなくて、なんとー!!ってなることの方が多くって、来てよかったーって方が多いので、どんどん観光客ほいほいになっていただきたい!

時期的に映画の宣伝の話も多く「僕の町はお風呂が熱くて埋蔵金が出てラーメンが美味い。」新湊の方は5回は見なきゃならんらしいです( ´艸`)ぷぷ。
タイトルが長くてギネスに載れるんじゃないかとか…銭湯のお湯が熱くて水でうめたら近所のじじいに怒られたとか、ラーメンの話から、【麺処スパロー】のカレー中華の話に。出前で一番頼んではいけない麺類なのに旨いんだと、凄い力説してた(笑)
映画のお話も盛りだくさんで、埋蔵金なんて、よそから来た監督さんが金山っていう町名を見て気が付いたとか…よそから来た人の方が気が付くことがある。
離れてみて、地元の良さが分かったことがあるというようなお話もされていました。

「たけのこ」は私は3回目なので、志の輔さんの噺を聞くというよりも、志の輔さんの落語を聴いて会場全体がどっかんどっかんと盛り上がる空気感を楽しんでいました。地域によって、同じ噺でも、「そこで爆笑しますか」っていうのもあって、面白い。

~仲入り10分~
仲入り10分ではトイレに行く前に時間終わってそうだわーってことで、席で待機。

●テノール歌手:澤武紀行さん
オペラの曲・ニューヨークニューヨーク 

●雷鳥 漫才

●二席目「ハナコ」(グレーの長着と羽織)

天候調査の飛行機は、あらかじめ断りを入れて飛んでいるという話から、これからやる落語は私が考えて私が作って私が面白いと思ったものなので、あんたらがおもしいと思うかはわからんことをあらかじめ言うておきますからの「ハナコ」

【カーテンコール】
「たけのこ」っていうのは、江戸時代に小話があって、それを私がすこしづつ伸ばして香典返しまで持ってきた話です。
江戸時代にああいう話を作った人がいたんですよね~。

「ハナコ」の女将が何していたか私もわかりませんって志の輔さんは言っていたけれど、たけのこからハナコだと女将はたけのこ掘りしていた気がしてしかたないわ~。

【終演後】
幕が下りて、お客さんみんなが楽しかったねーって空気で、実際久しぶりに笑ったわー!ってにこにこされている方や面白かった!ってずっと言われている方々を散見した。
終わった途端に批評家気取りで、だらだら喋りだすような無粋なお客さん見かけなかった!
この熱くて優しくてこの上ない空気感は東京の独演会では絶対出せない。
パルコ劇場の空気感とは全然違うのよ…。
地元で待ってたよ!っていう空気の中で、普段の高座よりもかなりリラックスされた雰囲気で、新湊弁で、あれもこれも喋りたいって感じの志の輔さんの姿は新鮮でした。本当に楽しそうで嬉しそうで、新湊の人羨ましいなあって思った。

それと新湊の役に立つならええって言う志の輔さんがかっこよかったわー惚れてまうやろー!
新湊市民(あ、射水やったわ…)羨ましいわー!って、人口10万人に対して1人でやきもち焼いてもどんもこんもならんわー(;・∀・)

【手ぬぐい】
物販で現品限りの手ぬぐいセールがございまして、見たことないグラデーションが美しい手ぬぐいがあったのでまたまた手ぬぐい増やしちゃいました♪
これは浴衣のお袖候補!と。
今年の夏は、志の輔さん手拭いや富山柄の手拭いを組み合わせてパッチワーク浴衣を作る気で、ちまちまと手拭いを集めているところ。そんなんどこに着ていくんだって話ですが…オーバードホールのこけら落とし公演だったら、クレイジーな浴衣の奴がいてもいいかしら。

【推しコーデ】
帯がPARCO劇場で販売されていた手ぬぐいです。帯に仕立てたのではなくて、前部分に安全ピンで固定して止めているだけ~。元は普通の半幅帯です。
結局小千谷紬で行って気温的にちょうど良かった。

パルコ劇場の「狂言長屋」手ぬぐいです。

さて、次は 5/4:てるてる亭 5/6:入善 です。
射水らくごの日は来年も行きたいなー!
これは、射水市観光協会の個人会員になって、来年はもう少し前の方の席を!と思ったんだけど…先行販売は新湊まで買いに行かねばならんみたい…。電話予約はできないのかしら…(聴いてみよ…)
個人会員は一口3000円なのですよ!3000円で志の輔さんのチケットの先行販売に参加できるなら、お安いものですよー(もはや志の輔さんに対する金銭感覚がおかしい)

志の輔さんが全国に良さを広めたいという新湊
カモメとウミネコさんは内川散策していて気になった場所…。
立ち飲みできる場所とかないのかなー…そんなこじゃれたバーとかじゃなくて、地元のおっちゃんと飲める角打ちみたいなの…あの川沿いで夏の夜にお酒吞めたら気持ちよさそう…。
あ(;・∀・)前が川だから酔っ払い危険か💦

もしも~そんな奇特な人がいたら~存分に富山の酒になります(笑)