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晴耕雨読のつもりが

寒い。さすがの私も寒くなって来た。
これからは、カメラを持っての徘徊が結構辛くなり、しばしお休みの季節になるのが常。年末に装填したフィルムが、カラッカラの乾燥した状態でカメラから出て来るのが4月、という事が毎年起きている。

そこで今年より、厳寒酷暑の季節は室内でのんびり暗室作業をしようと画策したのである。ふふふ、何てナイスな思いつき。


…しかしそれが、沼の始まりであった。

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都内各所のレンタル暗室で、色々教えを乞いながらのプリント作業。上手くいったりいかなかったり。特にカラー現像の全暗作業に四苦八苦。
危うく印画紙を感光させそうになったり、テストプリントしようにも、2度目のテストでイーゼルの同じ場所に印画紙を置けず、テストにならなかったり。暖房の効いていない暗室で7時間立ち作業、その間、脳みそフル回転で疲労困憊。仕事より辛い。一体何の為の休日なのか。

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家に帰って来てからは、どうにか自宅暗室を作れないか、レンタル暗室に備えられていた機材等を基に、某オークションサイト、某フリマサイトを検索しまくり。
もう薬剤と印画紙以外は、世の中の誰かが持っている状態の良い中古品を手に入れるしかなく、電球一つ手に入れるにも苦労する。もうね、戦時中かよという感じである。金があってもモノが無ければ買えないのだ。疲れた。でもやめられない。

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こんな状態なのに、毎日会社に行っている自分ってつくづく偉いなぁ。仕事なんて放ったらかして、中野のフジヤカメラ用品館に行きたいんだよ、本当は。

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ちなみに、年末年始・特に年明けは、普段中古市場に出てこない機材がふいに出て来る季節との事である。理由は、大掃除で押し入れの中から大層な機材が出て来るから。

…みんな、早く大掃除してくれないかなぁ。

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