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e-scooterに正しく乗ろう-デンマーク 【Driving】

電動スクーター。
デンマークの街でもよく見かけます。
乗ってみたくなりますが、乗り方がわからない。
今日はデンマークで電動スクーターに乗るということについて考えてみましょう。

電動スクーターは足で立って乗ります。手はハンドル/ブレーキに。

電動スクーター(日本では電動キックボードと呼ばれていることが多い)を街中でちらほら見かけます。
例えば、Voi. (Voi | E-scooters and e-bikes for hire) の電動スクーター。こちらを例として考えていきましょう。

使い始める方法は簡単には以下の要領です。
サイトにも説明が載っています。
通信が可能な携帯電話を持っていることが使用を始めるために必須です。

使用方法:

  1. アプリをダウンロードしてアカウントを登録

  2. アプリを使用し、近くのe-scooterを見つける

  3. ハンドルにあるQRコードを読み取りロックを解除する。

  4. 乗る。

  5. 車両の返却は、Voi駐車場、街指定の駐車場・スペースに返却

左手側のハンドルにベルとウインカー、ブレーキがあります。
右手側のハンドルにアクセルとブレーキがあります。
少し走り始めたタイミングで車両に乗るとバランスがとりやすいです。
自転車やバイクと同様に進んでいるほうが車体はまっすぐ安定しやすいです。

下記は参考までにルールの一部の紹介です。ルールは変わることが多々ありますので最新の情報をお使いください。

乗車ルール(参考、一部を記載)
・ヘルメットを着用する(推奨)。
・右側を走行する。
・歩道は走行しない。自転車専用道か50km/h 以下の道路の走行が可能する。
・最低年齢15歳以上。
・保険は不要。
・飲酒乗車不可。
・二人乗り不可。
・運転禁止区域、Voiの指定ゾーン以外では乗れない。

車両の条件・制限
・速度20km/h 以下のリミッター。
・フロントライトとリアライトが取り付けられていること。
・CEマーク。
・重量と全長が決まっている。

基本的には自転車と同じルールですが、そもそも日本とデンマークでは自転車のルールが結構異なるため注意が必要です。(車は道路の右側を走ります。)
Voi. では正しく交通安全を認識するためにWeb learning ができるサイトもあります。アカウントを登録した後に行うと支払いに使用できるクレジットを講習が完了した後に付与してくれます。

まずは運転可能区域が自分の行きたいエリアと合うか確認し、講習を行い知識を得た後、乗り始めましょう。
何事も準備が肝心です。

乗ると風が気持ちよく坂道もすいすい進んでいきます。
車もなく街に一人だけだと快適に走れます。

私も載ったことがありますが、自転車やオートバイなどに比べると非常に怖いです。
特に止まる動作が難しい。
雨などで道が濡れていると止まるまでの制動距離は長くなりますし、
やはり横断歩道などの白い部分は滑りやすい気がします。

車関係は、最悪動かなくてもいいから止まる機構や制御は完璧であってほしい考えのため、その安全範囲からは少し離れていると感じます。
現実としては、まわりの環境や人・犬の動きを予測して乗らなければならないため場合によっては自分の手足よりも反応が鈍いと感じるかもしれません。自分の頭の大きさに合ったヘルメットも持ち歩く必要がありますしね。

そのように悪い点を解説するものの、良い点も多くあります。
・車両を持ち運んだり保管しておくことなく移動が可能。
・歩くよりも目的地に到着する時間を短縮できる。
・載っている姿がスマート。

この電動スクーターに限りませんが、電動スクーターはまだまだ改善の余地があるマシンだと思います。
日本の原付や自転車などに比べるとブレーキ制動は甘く安定した制動距離が長いですし、ブレーキ時の反動はハンドルでほぼすべてを受け止めないとならないため、前のめりになったりバランスを崩してふらつくこともあります。
重荷に持つなどを手に持たず両手でしっかりとハンドルを握りましょう。
またヘルメットは可能であればフルフェイスを。
半分ヘルメットだと、転倒時には顔の正面やあごなどを保護できないため自分の力で守る必要が生じます。
乗車する人の安全、周りの人の安全をどう作るかは今後の課題のようです。

ということで、生活を良くしてくれるツールですがマイナス点もあります。
新しい技術や文化も常に改善が必要です。
乗る方も周りの方も安全に生活できるよう努めましょう。
安全はみんなでつくるものです。
ご安全に。

それでは今日も良い一日を。

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