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日本酒体験が地図になるSakeDokoを開発した理由

私が SakeDoko を開発するに至った経緯をご紹介します。
その前に、SakeDoko がどのようなアプリなのか少しだけ説明させてください。

SakeDoko はあなたの日本酒体験が地図になるWebサービスです。
お店で購入・飲んだ日本酒の銘柄を記録して、自分だけのオリジナル日本酒マップを作成できます。

銘柄と購入・飲んだお店を投稿すると…

投稿画面

銘柄とお店がリンクされて地図になります!

投稿後の地図
  • あのお店で飲んだ銘柄美味しかったんだけど何だったっけ?

  • あの酒屋さん、どんな銘柄が置いてあるんだっけ?

SakeDoko に記録しておくと、すぐに見返せるようになります。


日本酒にハマったきっかけ

私が日本酒にハマったのは大学4年生になる前にいただいた「吉乃川」でした。
ちょっと純米吟醸だったか何だったかは覚えていません。黒い艶消しの瓶だったのは覚えています。

飲んでみたら、今までの日本酒の何倍も美味しく感じました。アルコールのウッとくる感じがしませんでした。
「これが日本酒の味かぁ!」と目が覚めるような感覚でした。

最初は百貨店の地下の日本酒売り場から

時はしばらくして、仕事にも慣れてきて余裕が出てきた頃、ふとあのときの「吉乃川」を思い出しました。
お酒売り場というと、デパ地下なら良い日本酒がありそうな勝手なイメージがあったので、高島屋で「極上 吉乃川」を購入したのを覚えています。柑橘系の爽やかなお酒でした。

スクラップブックの1ページ目

それから、仕事の帰りにクイーンズ伊勢丹の日本酒売り場に通ったり。飲んだことのない日本酒を買うのが楽しみになって、日本酒の虜になりました。

角打ち&酒屋デビュー

デパ地下の日本酒では物足りなくなってきたのか、美味しい日本酒を揃えているお店にも行ってみたくなりました。
調べてみると埼玉の大宮に「酒屋の隣」という角打ちがあるのを知りました。
そこで飲んだ「たかちよ」が本当に美味しくて美味しくて感動しました。
「酒屋の隣」という名前だけあって隣は「石丸商店」という酒屋さんです。(もう閉店してしまいました。)
最初は入るのに勇気が要ったのですが、入ってみると見たことのない銘柄がずらり。毎回買うお酒が美味しくて美味しくて…私の酒屋さん通いが始まったわけです。

酒屋さん通いをして気がついたこと

「石丸商店」のほかに、自宅の近くにも酒屋さんがあることを知ったので、これまた勇気が要ったのですが行ってみました。
そこは、「石丸商店」とは全く違った銘柄を揃えていました。店主が気さくで、いろいろ教えてくれます。何回か通ううちに距離感も縮まり、今では仲の良いご近所さんといった感じです。

…といった感じで、酒屋さん通いをやっているうちに気がついたことがありました。

酒屋さんが仕入れる日本酒は美味しい

これは当然と言えば当然なのですが、お酒のプロフェッショナルなので、店主が美味しいと思った日本酒しか置きません。
と酒屋さんの店主は異口同音におっしゃいますね。

酒屋さんによって品揃えに特徴がある

何店舗かよく行く酒屋があるのですが、それぞれ揃えている銘柄はだいぶと違います。
酒蔵とのつながりであったり、店主の好みだったりポリシーとかの違いが現れているんだろうと思います。
面白いですよね。

限定品がある

ラベルを見ると「限定品」とか「特約店限定」とか書いてある銘柄がちらほらとあります。
あるいは、酒屋さんと酒蔵がコラボしたその酒屋さんだけにしかない大変珍しい銘柄もあります。
こういった銘柄に出会えるのも楽しみの一つですね。

オンラインではなく、なぜ実店舗なのか

オンラインで買えるならオンラインで買えばいい。
わざわざ足を運ばずに買えるし、家に届けてくれるではないか。
そういった考え方、あると思います。
私もオンラインで日本酒を買ったことがあるのですが、便利ではあるけど体験がなくて物足りない感じがしてしまいます。

  • 店舗に並んでいるたくさんの商品を眺める楽しさ。

  • お店の人々とのちょっとしたコミュニケーション。

  • 偶発的な出会い。

これらはオンラインだとなかなか難しいのではないでしょうか。

また、テイスティングバーも併設された酒屋さんもあり、有料で試飲をして気に入った銘柄を買うこともできます。
あるいは、蔵人が来て生産者から直接話を聞けて試飲ができるイベントも開催していることもあります。
試飲は今のIT技術をもってしてもオンラインでは不可能ですよね。

酒屋さんでの偶発的な出会いから参加させていただいたイベント

SakeDoko を開発した理由

飲んだお酒を記録するアプリってありますよね。銘柄、飲んだ感想、画像をアップして記録する日本酒版SNSです。
ただこれって、銘柄や味を知ることはできるのですが、どこで手に入るのか・飲めるのかという情報はありません。
だから、購入・飲んだお店と銘柄を紐づけて地図にすることで、買いたい・飲みたい人と酒蔵・酒屋さんをつなげたい。SakeDokoの存在意義はそこにあります。

これからもっと SakeDoko を使ってくれる人を増やして、たくさん投稿してもらいたいです。
みなさんの投稿が日本酒業界を盛り上げる力になります。
完全無料なのでぜひ使ってみてください!
(ChromeやSafariからご登録いただかないとエラーが出るのでご注意を)

いまや日本酒は私の生き甲斐になっており、毎度新しい日本酒の出会いがあるのは酒蔵・酒屋さんなしでは実現できません。
だから、酒蔵・酒屋さんに対して、少しでも自分にしかできないことをやって、日本酒業界を盛り上げていきたい。
そう考えながら SakeDoko を開発し続けています。

次回の記事では、SakeDoko おすすめの使い方をご紹介したいと思います。


いただいたサポートはSakeDoko開発・運営費に使わせていただき、サービスの質向上に貢献します!