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【奇声を上げる夫17】 新居のトイレに出現したのは...

人間、屋根を同じにしてはじめて知ることもある。

お付き合いしている期間は、
相手のことをわかったつもりでいても、
いざ一緒に住むと、
衝撃的な現実を受け入れなければいけない日は
続いていくものである。

ある日、私は夜遅くに仕事から帰ってきた。
玄関を開けると、家の中は真っ暗だった。

比較的ホワイトな会社に勤めている主人は
私より帰宅がうんと早い。

私は、終電になることもしばしば。
結婚前は、夜遅くに帰宅することに
罪悪感があったので、
そんな気持ちにならなくなったのも、
主人のおかげだと思っていた。

ところが、今日は家の中に主人の姿が見当たらない。
とうの昔に会社から帰ってきてもいい時間のはずなのに。

私は、カバンや衣類を部屋に置き、
手を洗って、お手洗いにいこうと
トイレの電気をつけ、ドアを開けた。

ドアの向こうにはなんと…
主人がトイレに座っているではないですか!

大体、男性はトイレは
立って用を足すものだと思っていたことと、
深夜、暗いトイレに、
男性が座って入っているなんて、
全く想像したことがなかった。
ホラーだよ。

3重の衝撃を受け、笑いが止まらなかった。

また主人にやられてしまった…

さらに、ウォッシュレット付きのトイレなのに
トイレの後は、お風呂に入ってきれいに
洗い流しているのです。

どんな気持ちで、そんな行動になっているのか、
気になりはじめました。

そうやって、相手の気持ちを考えていると、
いつしか私も同じように、
電気をつけずにトイレに入るのが習慣になってたり。

電気代節約のためだったんだなと理解できました。

私がその課題をクリアすると、
主人は、トイレの用はまとめて流した方がいい
という提案をしてきました。

これは、水道代節約のためですね。

公表するのも憚りますが、
これだけ主人のことを暴露しているので、
私も実践したのは事実です。

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