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【奇声を上げる夫12】 新居への引越し

お互いの両親にも挨拶も終え、
東京都住宅公団の入居手続きを終え、
いよいよ、入居予定日が近づいてきました。

私は、仕事の合間に引越しの準備をはじめていました。
私は、両親が転勤族だったため、
幼少の頃から引越しが多く、
当時の時点でも14回ほど経験していたので、
引越し準備の手際の良さ、段取りは
それなりに自信をもっていました。

しかし、主人に常識を覆されました。

段ボールは10個程度。
これまでの生活で、段ボールが家具だったので、
床に散らばっているものを詰めればそれでOK。
足りない箱は、近所のスーパーから何個かもらってきて足した程度でした。
超シンプルなお引越し。

それより大変なのは、掃除。
私が週末に掃除をしていたとはいえ、
それでも汚れていたのです。

修繕費をどれだけ取られるかを心配し、
現状復帰に勤しんでいました。

人の悩みどころは、違うものなんだな〜
私も以前の職場柄、いろんな人と共同生活をしましたが、
契約を交わして他人と暮らす事の違いを
少しずつ受け入れていかないとなと思いました。

そんな心配はどこへやら。

引越し当日が来ました。

主人の方は、都内から都内への移動だったこともあり、
荷物の搬入から搬出まで、1時間足らずで完了しました。
都内ということもありますが、
これまでの自分の常識を覆す速さでした。

私は、もうすこし距離があったため、
時間がかかりましたが、当日で移動が完了しました。

これから大変なのは、
引越後の荷物の片付け。

片付けは自称プロだと豪語する、
実家の母が応援にきてくれました。

引越し後は、台所→寝床→その他
の順番で片付けるのよ!
と言いながら、次々と手際よく片付けていました。

私は、自分の荷物を片付け、
空き段ボールを重ねていく快感とともに
作業を続けていました。

一方、主人は….
静かだなと思ったら、
ベランダで涼しげに読書をしていました。

さすがに、私の母がイラついて
買い物の用事を与えていて、外に出ていきました。

まぁ、私も薄々気付いていたけど、
仕方ないよね。
生活していくうちに、いろいろ理解してくれるよ。

と気長に構えていました。

母には、私のその神経が理解できないと言われましたが、
理解できないのか、鈍感なのかわかりませんが、
この性質だから、成り立つものがあったのかと切に感じています。



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