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【本棚】美容常識の9割はウソ

私、化粧品が大好きです。
ついつい買っちゃう。

若いときは自分をアゲるために色んなコスメを買ってたけど、40歳を過ぎた今は少しでも老化を食い止めたい!!(必死)と、基礎化粧品を重視するようになりました。

でも、どれを使ってもイマイチ、改善されない。。。

やはり、高級美容液に手を出さないとダメなのか?ジェットコースターのように急降下する老化を食い止めるにはドゥ・ラ・メールのようなクリームが必要なのか!?

そう迷ってたときに出会ったのがこちら。

「美容常識の9割はウソ」落合博子著

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形成外科医である著者が、エビデンスとともに、本当に肌にいいこと、悪いことを書いてくれてます。

まさに、目からウロコ!!
化粧品の宣伝文句にまんまと踊らされているな~と感じたので、本日はその中のTIPSをいくつか紹介したいと思います。


1.美容情報にはウソがいっぱい

まず、肌の仕組みを正しく知ることが美肌への一番の近道だそう。
みなさん、「角質層」ってどこかわかります??

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↑の図のオレンジの部分ですね。図でみると結構厚みがありそうに見えますが、実は0.01~0.03ミリしかないそうです。そして、この角質層は基底層が絶えず分裂を繰り返すことで生まれた、死んだ細胞だそうです。

化粧品でよく見る宣伝文句「角質層の奥まで浸透」といった表現。そもそも0.01ミリしか層がないのでしたら、どんな化粧水でもたいてい潤います。
そしてこの細胞は生きていないので、血液から栄養が補給されることもなく、しばらくすると剥がれ落ちる運命です。潤いは一時的に補給できますが、肌をふやけさせる程度で気休めでしかありません。

肌の最大の機能は「身体を守ること」。異物を体内に侵入するのを防ぐのが角質層なので、どんな製品でもそれより奥に浸透するということはありえない、というのをまず前提において化粧品選びをしなさい、と書かれています。

私はまずこの時点で衝撃。どんなに高い化粧品を買っても、0.01ミリの層より奥に届くことはなく、その層はターンオーバーで自然と剥がれていく。肌にとって本当に必要なのは何か、改めて考えなければならないと感じました。

2.美容常識のウソ・ホント

じゃ、何がよくて何がダメなのか?本には様々な情報が書かれていましたが、全ては書けないので、個人的に気になったモノをピックアップして記載してみます。

●オーガニックに騙されてはいけない。
「天然由来植物成分」などと聞くと肌に良さそうだが、植物の中にはアレルギーのある物質も多く含まれている。1つの成分に特化して生成された合成成分の方がよっぽど”びゆピュアである。
●肌アレの一番の要因は洗いすぎ
肌はそれほど洗わなくとも、自然に浄化する力を備えている。洗顔のしすぎでそのバリア機能まで洗い流してしまうことで、かえって肌荒れにつながってしまう。
●SPFが高いほど効果がある、はウソ
SPF15の紫外線防御率は93.3%
SPF30の紫外線防御率は96.7%
SPF50の紫外線防御率は98%
SPF値が上がるにつれ比例的に防御率が上がるようなイメージを抱きがちですが、15以上であれば実はほとんど変わらない。逆にSPF50を表示するためには紫外線吸収剤、散乱剤など大量に使う必要があるため、肌に負担が大きい。紫外線防止効果を得るためには、こまめに塗るのが一番。肌に優しいものを2~3時間ごとにこまめに塗る。これが一番よい。
●肌のマッサージは逆効果
線維組織を壊してよけいにたるませてしまう。また、肌はこすると黒くなるために触らないのが一番。
●スチームは逆効果
肌がふやけると、角質層の構造が崩れ、深部に蓄えられている水分までも蒸発させてしまい、余計に乾燥してしまう。
●シリコンは肌についても害はない
「シリコンが毛穴に詰まってからだに悪影響を及ぼす」というのはウソ。医薬品にも用いられる安全性の高い成分なので、使用しても大丈夫
●ヒアルロン酸は一時しのぎ
肌に塗ると保水成分が高いため一見ふっくらと見えるが、常に濡れているのと同じ状態なので、角質層の構造が壊れ、肌から保水因子が流出。結果的に自分では保水できない肌になってしまう
●コラーゲンを食べてもコラーゲンは増えない
コラーゲンから吸収されたアミノ酸は体内でコラーゲンになるとは限らない。それよりもビタミンCを摂取した方が効果的
●トレチノインとレチノールは違う
トレチノインはシミやシワの改善に効果があると言われ治療薬に使われるが、その主な効果は肌のターンオーバーを活性化させること。トレチノインは市販薬や化粧品には使用NGのため、代わりにレチノールが使われているが、トレチノインと比較すると効果は1/100ほど。ほとんど効果がないと言ってもよい
●パラベンは悪ではない
パラベンが悪いイメージを持つ人が多いが、低刺激で優れた防腐効果を発揮してくれる。そもそも化粧品は未開封で3年以上もたなければならない(消費期限非表示の場合)ため、パラベンが含まれていなければ別の成分が含まれている。その方がリスクが高い可能性がある

ね?これまで当たり前のようになんとなく認識してたことが、実は間違いなんだと気づきました。

3.本当に効果のよいスキンケアは?

じゃ、美肌になるにはどうしたらいいのか?
答えは、シンプルなスキンケアを実践すること。

肌の刺激・摩擦をできるだけ減らすこと(洗いすぎない、化粧品を多用しすぎない、マッサージなどは避ける)
●毎日日焼け止めを塗る
●肌の保湿を意識する(化粧水は基本いらない、油分を補うだけでいい。)
ストレスを避ける

著者曰く、優しい成分の洗顔料で洗い、肌はヒルドイドを塗るくらいでよい。
ついつい何かしたくなるが、我慢して”超シンプルなケア”を1ヶ月くらい続けること!

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そうすると、肌は変わってくるようです。

20~30代の肌だと、この本に記載されている通りでよい気もしますが。40代の私がやっても本当に効果があるのか!?肌はキレイになるのか!?
今から1ヶ月ほど、実践してみたいと思います!

またレポートします〜🤗

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