【一秒で答えをつくる力】

【1秒で答えをつくる力】
著者 本多正識
出版 ダイヤモンド社

【感想】
吉本興業のお笑い養成学校N S C講師のかいた本です。お笑いのネタづくりや、面白コメントの練習方法、舞台で緊張しなくなる方法、間のとりかた、フリのつくりかた、トーンの合わせ方など、具体的なテクニックが学べます。
驚いたのは、お笑いはけっこうロジカルだということです。
「5文字言葉を言う時間の目安は、1秒〜1秒半」とか。「フリに5秒、ボケに5秒、ツッコミに5秒で合計15秒。これを1ブロックとして2分のネタで8ブロックの笑いポイントがつくれる」とか。
漫才では、15文字で伝わることを以下に14文字、13文字で伝えられるかが大事。短く伝わりやすければ、お客さんの笑いの反応が早くなるからだそうです。
ここまで考えていたのか。さすが言葉を巧みに操るプロです。脱帽です。

チャットGPTなどのAIの出現で、人間はクオリティでは勝てなくなってきます。
人間が機械に勝てるのは、『血の通ったコミュニケーション力』なのだと思います。
お笑い芸人は、相手をどうやって惹きつけて、わかりやすく伝えて、老若男女を笑わせることをめちゃくちゃ考えている人達です。
このコミュニケーションのノウハウは、次世代の子供たちの学校教育に組み込む価値があるのではないかと思います。

【この本から学べる子育てポイント】
・フリ、ボケ、ツッコミ、間、表情、たとえ話、声の抑揚、他者の空気に合わせる、どれも人間にしか出来ないコミュニケーションが学べる!

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