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EVだけでカーボンニュートラルは達成できるのか?
2021年7月14日、欧州委員会が発表した法案「Fit for 55」の項目の中で、乗用車および小型商用車の排出ガス規制案が書かれ、2035年には走行中でCO2排出量がゼロの新車しか販売できないとするなど、
世界で、カーボンニュートラルを目指し、自動車を電気自動車(EV)にする動きが強まっています。
しかし、本当にすべての車をEVにすれば、カーボンニュートラルは達成できるのかと考えるとよく分からないです。
確かに、EVは走行時にCO2を出しませんが、EVの製造と充電に必要なエネルギーも考えると、カーボンニュートラルは達成できていないです。
そのため、製造過程からのトータルでCO2排出量を評価した結果を考えることが重要になると思います。
EVでカーボンニュートラルを達成するには、電気を再生可能エネルギーなどで製造する必要があります。
また、EV以外にも、「グリーン水素」「グリーンアンモニア」「合成燃料(e-fuel)」「バイオ燃料」などのカーボンニュートラル(CN)燃料を利用すれば、
既存のエンジンもカーボンニュートラルなパワートレーンの1つとして生き残ることができると考えられます。
EVはカーボンニュートラルを進める手段の1つであり、1つの方法だけでカーボンニュートラルを実現するのは難しいと考えられます。
そのため、全体のバランスを考えて、場合に応じて適切な方法を選んでいくことが良いのだと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます!